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「旦那デスノート」「俺の嫁が可愛い」にみる愛憎一如と夫婦円満の秘訣

 
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2017/07/14

こんにちは。チューリップ企画スタッフのみやこです。

子供は親が不仲にしている場面はなるべく見たくないものです。「親しき仲にも礼儀あり」といわれます。親として、相手を尊重し思いやる言動を心がけたいものですね。

ネットの闇と光「旦那デスノート」「俺の嫁が可愛い」とは?

1カ月前、衝撃的なサイトが物議をかもしました。マンガ『DEATH NOTE』に登場する、名前を書いた人間を死なせることができるという死神のノート「デスノート」になぞらえて、主婦が夫への不満を書いて共有するサイト、「旦那デスノート」です。

夫に対する愚痴・うっぷん・殺意が生々しく投稿されており、投稿を見た人からは「全く笑えない」「怖すぎる」「世も末」と恐れらています。

元警視庁刑事の吉川祐二氏は「ネットを楽しむ人は現実の自分とネット上の匿名の自分を持っています。匿名の自分の方は、みんなの気を引くために、自分の経験を脚色して大袈裟に言う傾向がある。夫にちょっと小突かれたのを“叩かれた”“殴られた”と表現して書き込んだりするわけです。怖いのは、これを繰り返しているうちに頭の中の記憶が塗り替えられ、自らがつくりだしたウソの出来事に怒りを増発させること。それによって殺意が芽生え、重大な事件に発展する危険性もあるのです」(引用:https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/208064/2)と問題視しています。

「旦那デスノート」を見て疑問を感じた人が、逆パターンである奥さんの好きな所を投稿するサイト「俺の嫁が可愛い」を作りました。このような内容が投稿されています。

「あなたといるときが一番心が安らぎます。幸せをくれてありがとう」

「嫁と出会って、結婚・子ども・家購入・転職と、全てが人生うなぎ登り。ありがとう。どんなに綺麗な女優より、どんなに美人な女より、誰が何と言おうと、俺の嫁が世界で一番の女性です」

サイトを見た人からは「見ていて癒される」と好評で、旦那の好きな所をつづるサイトも作ってほしいと要望が上がり「うちの旦那が素敵」というサイトもできています。

「結婚25年。一年増すごとに愛おしい」

「もう私はあなたなしでは生きていけません。長生きしてね。私もあなたと子どものために長生きするね」

プラスの言葉って、見ているだけで温かい気持ちにさせてくれますね。

愛と憎しみは表裏一体の「愛憎一如」

仏教に「愛憎一如(あいぞういちにょ)」という言葉があります。

愛と憎しみは紙の裏表のように切り離せないものという意味です。愛する気持ちが強ければ強いほど、裏切られた時の悲しみ、怒り、憎しみは強くなります。

失恋の悲しみが大きいのは、その人を心から好きでいた証拠。別れた恋人が何年経っても忘れられないのも、それほど愛していたからでしょう。恋人と別れてもそんなにショックじゃない、引きずらないのは、その程度の愛し方だったと言えるかもしれません。

思えば日本だけでも5000万人いる異性の中から、伴侶となった相手ですから、大変に縁の深い相手だと言えましょう。そんな相手の幸せを願って、本来ならお互いに尽くしたい気持ちも強くなるのではないでしょうか。

働く妻ならば、仕事が忙しいなか、食事の用意をし、家事をし、子供の面倒もみて夫を支えている人が多いでしょうし、夫ならば、妻に苦労はかけたくないと仕事に精を出し、休日は家族サービスに頑張るという人も多いでしょう。

最初のうちはお互いに感謝の言葉を伝え合っていても、結婚生活に慣れてくると気も緩み「いつものこと」と思って相手に失礼な言動を取ったり、ともすれば「自分ばかりが家事をして、夫は何もしてくれない」「妻は少しも夫を立てる姿勢がない」と不満が出てはこないでしょうか。

相手のためを思ってしたことなのに、相手が感謝もせず褒めもせず、むしろできてない点を見つけて文句ばかり並べ立てたりすれば、怒り憎しみの心が沸き起こってきます

「食べたいくらいに可愛いと思って結婚した彼女。今思えばあの時食べておれば良かった」と言った男性があるそうですが、愛憎一如の一端を知る思いです。

憎い分だけ愛がある 夫婦円満の秘訣とは

先ほどから述べているとおり「愛憎一如」ですから、憎いのはそれだけ愛していたということです。今は悪い面ばかりに目が行き、憎い、腹が立つ気持ちばかりかもしれませんが、憎しみ怒りをぶつけているその人は、35億人の中から、生涯を共にしようと思って選んだ相手なのです

嫌いな人、一緒にいてイライラする人、憎い相手と好んで結婚する人はいません。きっと、好きになったところ、救われたこと、尊敬できるところがあるはずです。

夫婦円満の秘訣のためには、それを思い出すのが、第一歩でしょう。

辛い時期に隣で支えてくれた人は誰だったのか。帰宅するなり食事が用意されているのは誰のおかげか。

いたずらに相手を憎しみ傷つけるのではなく、感謝の心で相手を思いやる言動を心がけたいものです。相手を変える事は簡単ではありませんが、まず自分の心の姿勢を変えてみる。それだけでも見える世界は輝きを増すでしょう。

人間は慣れてしまうと「当たり前」と流してしまうので、身近な人の思いやりこそ気付く努力が必要。その努力を怠らずに、一番身近な人を一番大切にしていきたいものです。

夫や妻の憎い所を数えるより好きな所をあげるほうが、改めてパートナーの良い面を発見し、感謝できるので賢いアイデアに違いないでしょう。インターネットに発信するだけでなく、直接伝えて温かい平和な家庭にしたいものですね。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

それでは、また次回ヾ(。・v・。)

 

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この記事を書いたスタッフ
みやこ
チューリップ企画スタッフのみやこです。主に電話でのお客様サポートや『朗読版とどろき』の吹き込みを行っています。 信仰心の篤い浄土真宗の家に生まれたので、3歳の時にはすでにお仏壇の前で「正信偈」をあげており、小学1年生の時には諳(そら)んじるまでになり得意顔で親に披露していたものです。平成生まれにしては、ちょっと珍しい特技だったかも?(笑) 兄と弟に挟まれおてんばに遊んでいた私も、思春期になりある悩みが頭をもたげます。それは「私とは何者か?」「死が恐ろしい」…なかなかディープですよね。クラスメイトには悩みに共感してもらえなさそうで、周りより少しクールな中高生だったように思います。 その頃から「仏教に答えがあるのでは?」と仏教書を読んだりするように。なんやかんやあって、今では仏教月刊誌を出版する会社に就職!ブログでは「なんやかんや」で知らされた仏教の深さをお届けしたいと思います。よろしくお願いいたします。