スタッフブログ 暮らしの中で

怒りの心に支配されないために 腹が立って仕方がない時の対処法

 
悩む

2017/06/27

こんにちは!

チューリップ企画スタッフのわかです。

散々からかってきたけれど…

先日、一般人男性との結婚を発表した、エッセイストであり、タレントの阿川佐和子さん

父が阿川さんのエッセイが好きで、たくさん持っていたので、私も何冊か読んだことがありました。

何気ない日常を切り取って書かれた文章はどれも面白く、興味深く読んでいたことを懐かしく思い出します。

そんな阿川さんがメダカのことを書いていた回がありました。

阿川さんはメダカを飼っていたのだそうですが、ある日帰ってきてみたら何匹もいたメダカが一匹残らず死んでしまっていたというのです。

可愛がっていただけにショックで、しばらくの間そのことが心の中に重くのしかかってきたと書かれていました。

そして、魚が食べられない人のことを可哀想だなあ、と散々からかってきたが、今は自分も小魚を食べる気にはなれない、と結んでいました

同じ立場になってみて分かったこと

世の中には、同じ立場に立ってみないと分からないことがたくさんあります

学生時代、コンビニで弁当を買い、温めてほしいと依頼をしたところ、店員さんから嫌な顔をされたことがありました。

仕事なのに、なんでそんな嫌な顔をするんだろうと、ちょっとむっとした覚えがあります。

しかしその後、自分がコンビニでアルバイトをするようになって、その気持ちも少し分かりました。

忙しい時間帯だと、お弁当を温めることで他のお客さんを待たせてしまうことになるからです。

あんなあからさまにしなくてもいいのに、とは思いつつ、あの店員さんも大変だったんだなと同情する気持ちになったのでした

相手のことが理解できない時は、怒ったり、からかったり、相手の気持ちを考えずに行動してしまうことがあります。

私たちは1人1人が経験も考え方も違いますから、分かりあえないことも多くあるでしょう。

ところが、同じような立場になると、急にその気持ちが理解できるようになります。

そうすると、責めたりバカにしたりする言動は、自分のことのように感じて、いたたまれなくなってくるのです。

余計な争いを避ける意味でも、相手の立場に立つということは、本当に大切なことだなあと感じたものです

怒りはとても恐ろしい

人はそれぞれに自分なりの基準を持っているので、それに反している人を見ると、受け入れがたい気持ちになってしまいます。

それで、バカにしたり、腹を立てたりと相手を否定する方向に力を使ってしまうのですね。

しかし、相手は相手で、基準を持っていますから、そこで争いになってしまいます。

人が腹を立てるのは、多くの場合「自分が正しい」と思うからだそうです

正しいと思うからこそ、相手の間違いが許せず、問答無用で怒りをぶつけてしまうのです。

誰しも、日常で腹を立てることはあると思いますが、腹を立てた後ほどむなしい気持ちになるものはありません。

仏教では、怒りの心を「瞋恚(しんい)」と言われ、煩悩の中でも特に恐ろしいものの1つとして教えられています。

昔から「短気は損気」と言われますが、怒ることは相手を傷つけるだけではなく、自分自身にも悪い影響を与えるそうです。

特に言われているのが健康面で、怒りっぽい人は心臓発作や脳卒中、高血圧のリスクが高くなるのだとか

そういった点からも、なるべくなら怒りは抑えておきたいのですが、瞬間的なものなので、これがなかなか難しいことだなあと思います。

腹が立って仕方ない時は

私は、むかっとする心がおきた時、「自分が同じ立場だったらどうするか」を考えるようにしています。

店員の態度が多少悪かったとしても、「自分もあそこに立っていたら同じように振る舞うかもしれない」と思えば、意外と腹立つ心も落ち着いてくるのです。

私がこう考えるようになったのは、『歎異抄』の中に、親鸞聖人が次のように言われていることを知ったからです。

さるべき業縁の催せば、いかなる振る舞いもすべし

縁さえくれば、どんな恐ろしいことでもする親鸞だ」と言われています。

自分の心の内を見られて、きっかけがあれば、どんな恐ろしいことでもするタネを持っているのだと知られての言葉です。

言い換えると、「あのようなことだけは絶対にしないと、言い切れない親鸞である」と言われているということです。

この言葉を初めて知った時、私は衝撃を受けました。

他人のことを批判する時、「自分はそんなこと絶対しない」という思いを持っていましたが、では、本当にやらないのだろうかと、自分に目が向いたからです。

今は冷静でも、何かのきっかけで、とんでもない行動に出てしまうかもしれません。

傍から見て、「ひどい人だなあ」と思う人がいても、自分自身が全く同じ環境、同じ立場にいたら、やはり同じようにしていたかもしれない

縁が来ていないだけで、私自身も同じ振る舞いをするタネは持っているのだということを知ったのです。

腹が立って仕方ない時は、一度相手の置かれている状況に目を向けてみると、少し気持ちがおさまるのではないでしょうか

相手も自分も傷つけることのないよう、うまく怒りの心と向き合っていきたいものですね。

それでは、また(^^)/

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この記事を書いたスタッフ
わか
チューリップ企画コールセンターのわかと申します。 静岡の温暖な気候の中で育ったせいか、のんびりと構えていることが多く、周囲からはよく「いつも安定しているね」と言われます。 日常の様々な出来事を物語化することが好きです。 学生時代、家ではほとんどの時間を机の前で過ごし、ノートに散文を書きためる日々を過ごしていました。 そんな小さい頃からの癖で、日常の出来事を無意識に観察していることがあり、見ているうちに周囲の人間関係も客観的に把握することができるようになりました。 今まで見てきた人間関係、自分自身の悩んだ経験や、日々の電話応対の中でのお客様の声などを通して、皆様の悩みに寄り添える記事を書いていきたいと思います!