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永遠の別れは突然に 亡くなった人が私にあてたメッセージ

 
手紙

2018/03/06

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

チューリップ企画スタッフのわかです。

母より先に亡くなったのは…

現在放送中の大河ドラマは西郷隆盛が主人公の「西郷どん」です。

先日の放送では、西郷さんとその生みの母親のエピソードが描かれていました。

西郷さんは青年の時分、吉之介と呼ばれていました。

下級武士の家系に生まれた吉之介は、貧しいながらも温かい家族に囲まれて日々を暮しています。

ところが、ある時祖父が亡くなってしまい、その後母も病気で余命いくばくもないかもしれないことが分かります。

長年連れ添った妻を気遣う父。

吉之介も、母の心配事をなるべく減らそうと嫁を貰うことを決意、縁談がまとまりました。

家族からの「西郷の家に馴染めそうか」との質問に、新しく来た嫁は「今は何とも分からない」と答えます。

それに対し、今生の別れを意識してか、父は母との出会いを語り、母へ長年支えてくれたことへの感謝を述べました。

この時、先に亡くなるのは母だと皆が思っていたのです

翌朝。なかなか起きてこない父を不審に思い、起こしに行く吉之介と母。

声をかけても一向に目を覚まさない父。

母が顔に触れると、父はすっかり冷たくなっていたのです。

それは、誰一人予期していなかった突然の別れでした

世間に衝撃を与えたニュース

先日、オリンピックで世間が盛り上がる中、突然飛び込んできたのが俳優、大杉漣さんの訃報です

映画やドラマはもちろん、バラエティ番組などにもよく出演されていたので、多くの人が知る有名人でした。

大杉さんはドラマの撮影に参加した後、共演者と食事をし、ホテルの自室に戻ってから腹痛を訴えたそうです。

すぐに病院に運ばれましたが、病状は回復せず、そのまま帰らぬ人となりました。急性心不全だったそうです。

このニュースは多くの人に衝撃を与えました。

テレビで見る姿はとても元気そうで、大杉さんはまだまだ活躍されるものと思っていたからです

それは大杉さん自身も同じだったでしょう。

亡くなる3日前にはブログを更新されていたということで、この時に自分の命が残り3日などとは夢にも思っていなかったのではないでしょうか。

それどころか、倒れる瞬間まで、自分が亡くなることになるとは夢にも思っていなかったに違いありません

順番は決まっていないという事実

浄土真宗の蓮如上人は、人の命の儚さを「白骨の章」というお手紙につづられています。

朝(あした)には紅顔(こうがん)ありて夕(ゆうべ)には白骨となれる身なり

朝元気に行ってきますと出かけて行った人が、夕方には変わり果てた姿で帰ってくる。

世の中は、そんな例で溢れています。

また、蓮如上人は「白骨の章」の中に次のように仰っています。

人間のはかなき事は、老少不定(ろうしょうふじょう)のさかいなれば

老少不定とは、年配の人が先に亡くなって、若い人は後から亡くなるという順番は決まっていない、ということです

私たちは心のどこかで、自分より年が上の人や病気を患っている人が先に亡くなっていくのだろうと思っているのではないでしょうか。

しかし、実際にはご年配の方が先に亡くなるのでもなければ、病気を患っている方が先に亡くなるのでもありません。

事故で孫が亡くなったとか、昨日元気に過ごしていた人が事件に巻き込まれて亡くなるといったことが、この世界では日常的に起こっているのです

「西郷どん」での場面や、大杉漣さんのことは、まさに老少不定だなあと思います。

私たちの目を覚ますメッセージ

どんな人も、いずれ必ず死んでいかなければいけません。

しかし、その時がいつやってくるのか、誰にも分からないのが実際です

明日もまた会えると思って別れた人が、その日に亡くなり、二度と会えなくなってしまう。

別れはいつだって突然にやってくるのですが、今がその時だとはとても思えないのが私たちです。

日々報道されるニュースは、そんな私たちの目を覚まそうとしてくれているのかもしれません。

夢の世を あだにはかなき 身と知れと 教えて還る 子は知識なり

幼いわが子に先立たれてしまった人が詠んだ歌だそうです。

知識というのは、仏教の先生ということです。

命の儚さを教えてくれたあの子のおかげで、生きているうちに本当の幸せになれる道を教えられた仏教を聞くことができた。

自らの命と引き換えに、そのことを私に伝えてくれたあの子は先生であった。

身近な人が亡くなるというのは大変な悲しみです。

しかし、その人の死をきっかけに、真面目に人生を考えることができたなら、それは大変尊いご縁となると思います

自分の人生をよく見つめ、後悔を残さないようにしたいですね。

それでは、また。

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この記事を書いたスタッフ
わか
チューリップ企画コールセンターのわかと申します。 静岡の温暖な気候の中で育ったせいか、のんびりと構えていることが多く、周囲からはよく「いつも安定しているね」と言われます。 日常の様々な出来事を物語化することが好きです。 学生時代、家ではほとんどの時間を机の前で過ごし、ノートに散文を書きためる日々を過ごしていました。 そんな小さい頃からの癖で、日常の出来事を無意識に観察していることがあり、見ているうちに周囲の人間関係も客観的に把握することができるようになりました。 今まで見てきた人間関係、自分自身の悩んだ経験や、日々の電話応対の中でのお客様の声などを通して、皆様の悩みに寄り添える記事を書いていきたいと思います!