スタッフブログ 暮らしの中で

会社へ出勤する意義はどこにある? 誘惑に負けずに理想の自分になるヒント

 
オフィス

2017/10/31

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

チューリップ企画スタッフのわかです。

「新しい働き方」が検討される一方で

「新しい働き方」をテーマに描かれている缶コーヒーのCMがあります。

従来の働き方のイメージとはあまりにも異なるので、見るたびに「時代は変わったものだなあ」としみじみしてしまいます。

自由な時間に出勤したり、そもそも会社に出勤せずに自宅や別の場所で勤務したり、時代の流れと共に、働き方は大きく変わってきたようです

「会社」という枠に縛られず、自由にのびのびと仕事をした方が、効率よく働けるという人も多くなってきたのかもしれません。

しかし、私自身が仕事をするときには、そのような形では仕事がはかどらないだろうなあと思います。

世の中には誘惑がたくさんあるものです。

普段私たちの心は、次から次へとやってくる誘惑に飛び回り、落ち着く暇もありません。

ある程度縛られた環境でなければ、一生懸命仕事をしようという意欲もわいてこないでしょう

人間=「煩悩具足の凡夫」

仏教では、人間を「煩悩具足の凡夫」と言われています。

「具足」とは、「それでできている」ということ、「凡夫」とは人間のことですから、「煩悩でできているのが人間だ」ということです。

「煩悩」とは、文字通り私たちを煩わせ、悩ませるもので、全部で108つあります。

代表的なのは欲、怒り、ねたみやそねみの心です。

「煩悩でできている」と言われると、「そこまでではないよ」と反論したくなりますが、日々を振り返ると、欲の心に動かされているなあと思うことばかりです。

欲には大きく分けて5つのものがあります。

食べたい飲みたいという食欲、1円でも多く儲けたいという財欲、異性から好かれたいという色欲、褒められたい、嫌われたくないという名誉欲、眠たい、楽がしたいという睡眠欲です。

私たちには誰にでもこれらの心がありますから、当然仕事をしたくない、怠けたいという睡眠欲も出てきます。

もし、誰も見ていない環境だったら、よほどのモチベーションがなければ、一生懸命仕事をしようという気にならないのではないでしょうか。

普段は人の目があるので、名誉欲を満たすために、一生懸命仕事をしているのです。

毎日決まった時間に会社へ出勤して、決まった分だけ仕事をこなして、定時が来たら家へ帰る。そういう制度がとられてきたのは、相応の理由あってのことなのだと納得しますね。

そのように、私たちは、環境に大きく左右されるところがあるのではないでしょうか

私たちに影響を及ぼす「縁」とは?

仏教では、私たちの運命に関する原因と結果の関係を「自業自得」と教えられています。

「良くも悪くも自分にやってくる様々な運命は、すべて自分の行いが生み出すものだ」ということです。

ですから、もちろん自分の行いがとても重要なのですが、もう一つ大事なものに「」があります。

米を作るには、まずモミダネがなければできません。

しかし、モミダネさえあれば米ができるかというと、そういうわけではないですよね。

モミダネを植える田んぼ、水や、日光、肥料など、様々なものが揃っていて初めて、米ができるのです。

モミダネというのは私たちの行い、田んぼや水、日光などの環境は縁にあたります。

モミダネと環境、両方揃っていなければ米はできないように、私たちの行いと縁が両方揃っていなければ結果は現れないのです

理想の自分になるために大事な「縁」

「朱に交われば朱くなる」という言葉がありますが、私たちは周りの縁に影響を受けることが多くあります

「あの大学に行きたい」という思いを持っていても、もし、周りの友達が遊んでばかりいたら、勉強に身が入らないかもしれません。

逆に、自分はあまり勉強が得意でなくても、親や先生、友達が熱心だったら、つられて机に向かう時間が増えてくるのではないでしょうか。

仏教でも、縁の大切さを教えられています。

「同行・善知識にはよくよく近づくべし。『親近せざるは雑修の失なり』と『礼讃』にあわらせり。

悪しき者に近づけば、それにはならじと思えども、悪事よりよりにあり。

ただ仏法者には馴れ近づくべき」由、仰せられ候。

俗典にいわく、「人の善悪は近づき習うによる」と。

また「その人を知らんと思わば、その友を見よ」といえり。

「善人の敵とはなるとも、悪人を友とするなかれ」という事あり。

(御一代記聞書)

魚屋さんとケンカすれば、魚のにおいがつくけれど、お香屋さんとケンカをすれば、お香の良い香りがつきます。

たとえ敵対という形であっても、善人と縁を結ぶことは自分のためになるのですが、悪人と縁ができてしまうといいことは一つもありません。

だから悪人には決して近づいてはいけないと戒められています。

欲の心いっぱいの私たちは、誘惑に流されやすいのです。

だからこそ、悪いことをたくらんでいる人に近づけば、自分自身も悪い影響を受けて、悪い方へ進んでしまいます。結果、不幸な目に遭ってしまうでしょう。

逆に、「善に励みなさい」と教えられる仏教を聞いている人に近づけば、自分自身も頑張ろうと心が明るくなり、幸せな方へ進んでいけるでしょう。

もし、やらなければいけないこと、やりたいことがあるのに、誘惑に負けて集中できないということがあれば、まず環境を整えてみるというのも一つの手だと思います。

自分に煩悩があると知れば、理想の自分になるためにはどういう環境に身を置くのが効果的なのか、ということにも目が向くのではないでしょうか

よりよい環境で、よりよい毎日を送っていきたいものですね。

それでは、また(^^)/

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この記事を書いたスタッフ
わか
チューリップ企画コールセンターのわかと申します。 静岡の温暖な気候の中で育ったせいか、のんびりと構えていることが多く、周囲からはよく「いつも安定しているね」と言われます。 日常の様々な出来事を物語化することが好きです。 学生時代、家ではほとんどの時間を机の前で過ごし、ノートに散文を書きためる日々を過ごしていました。 そんな小さい頃からの癖で、日常の出来事を無意識に観察していることがあり、見ているうちに周囲の人間関係も客観的に把握することができるようになりました。 今まで見てきた人間関係、自分自身の悩んだ経験や、日々の電話応対の中でのお客様の声などを通して、皆様の悩みに寄り添える記事を書いていきたいと思います!