スタッフブログ 暮らしの中で

人間関係を築く元 どんな人でもできる「挨拶」という贈り物

 
笑顔

2018/11/20

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

チューリップ企画スタッフのわかです。

親切で声をかけたけれど…

最近、調べ物をしている時に「小学生に『お帰りなさい』で防犯ブザー」という記事を目にしました。

今年6月、新聞の投書欄に「女の子に声かけ 迷惑かけた」というタイトルの投稿が載ったそうです。

その内容は次のようなものでした。

ある日、70代の幼稚園職員である投稿者が交差点で信号待ちをしていると、ぴかぴかのランドセルを背負った女の子がやってきました。

「お帰りなさい。車に気を付けて、おうちに帰ってね」

そのように声をかけたところ、突如ランドセルについていた防犯ブザーが鳴り響きました。

そうして、女の子は挨拶を返すこともなく慌てたように行ってしまいました。

投稿者は顔見知りの卒園児に挨拶をすることがよくあり、その子たちは笑顔で挨拶を返してくれるので、その女の子にも同じように挨拶をしたそうです。

しかし、女の子はきっと親御さんから知らない人に声をかけられたらブザーを鳴らすようにと言われていたのかもしれません。

親切心でやったことだったけれど、おせっかいだったかもしれない。

かえって女の子に迷惑をかけてしまって申し訳なかった。

この投稿がツイッター上で話題になり、見た人は一様に「切ない」「悲しい」という意見を持ったようでした。

見知らぬ人から身の安全を守るために防犯ブザーを鳴らした女の子と、親切心で知らない子にも声かけした投稿者。

どちらの気持ちも分かるからこそ、やりきれない思いになってしまいます。

挨拶を返されなかったときの気持ち

挨拶されたら挨拶を返す、というのは当然のこと。

多くの人がそのように教えられて育ってきていると思います。

そして、当然返してもらえるだろうと思うから挨拶をするのです。

しかし、上記のように事情があって挨拶を返してもらえないこともあります。

この投稿者の方は女の子の事情を推し量って理解を示していますが、挨拶を返してもらえず、しかもブザーを鳴らされたりしたら普通は気分を害してしまうのではないでしょうか。

そして、「もう二度と挨拶なんかするものか」と思ってしまってもおかしくありません。

ところが、それは自分自身にとって大変な損失となってしまうのです。

お経には、「和顔愛語(わげんあいご)」という言葉があります。

和やかな顔と優しい言葉ということで、他人に幸せを与える行いのことを言われます。

お釈迦さまは、お金や物がなくても他人に与えることのできるものを7つ挙げられていますが、そのうちの2つが笑顔優しい言葉です。

ちょっと心がければ誰にでもできることでしょう。

挨拶をする時の心がけ

ただ、優しい言葉といってもどんなことを言ったらいいのか悩んでしまう人もいるかもしれません。

そんな時にこそ実践したいのが挨拶です。

挨拶の「あい」には、心を開くという意味、「さつ」には、その心に近づくという意味があるそうです。

元気よく挨拶をしてもらえると、なんとなくこちらも嬉しくなります。

笑顔で挨拶をしたなら、それはそのまま和顔愛語の実践、相手に幸せを与える種まきとなるのです。

今年の『とどろき』10月号には挨拶をする時の心がけが書かれています。

「あ」 明るい笑顔で

「い」 いつも

「さ」 先に

「つ」 続けて一言

気の利いたことはなかなか言えないという人も、「おはようございます」「こんにちは」といった挨拶をきちんとすることで、相手と心が通います。

挨拶は人間関係を築く第一歩ですから、おろそかにすると自分自身が困ることになるでしょう。

相手も自分も幸せにする贈り物

私たちは、親切をしたのに相手から何も返ってこないと腹を立て、与えることをしなくなってしまいます。

しかし、それでは自損損他(じそんそんた)、相手も自分も損をするだけです。

たとえ相手が挨拶を返してくれなかったとしても、自分自身は実行を続ける。

その行いが周囲を変え、居心地のいい職場、居心地のいい地域を作っていくきっかけになるのではないでしょうか。

それこそ、相手も自分も幸せにする自利利他(じりりた)の行いです。

(自利利他については「「人が一番うれしいこと」とは? アンパンマンが教えてくれる本当の親切」の記事をご覧ください)

元気な挨拶の飛び交う地域なら、子どもたちも安心して挨拶ができるようになるかもしれませんね。

それでは、また(^^)

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この記事を書いたスタッフ
わか
チューリップ企画コールセンターのわかと申します。 静岡の温暖な気候の中で育ったせいか、のんびりと構えていることが多く、周囲からはよく「いつも安定しているね」と言われます。 日常の様々な出来事を物語化することが好きです。 学生時代、家ではほとんどの時間を机の前で過ごし、ノートに散文を書きためる日々を過ごしていました。 そんな小さい頃からの癖で、日常の出来事を無意識に観察していることがあり、見ているうちに周囲の人間関係も客観的に把握することができるようになりました。 今まで見てきた人間関係、自分自身の悩んだ経験や、日々の電話応対の中でのお客様の声などを通して、皆様の悩みに寄り添える記事を書いていきたいと思います!