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過去の悩みや後悔を喜びに変えるには? 仏教が教えるハッピーエンド

 
馬

2018/07/10

いつもお読みいただきありがとうございます。

チューリップ企画スタッフのわかです。

今期のNHKの朝の連続テレビ小説は「半分青い」ですね。

主人公の楡野鈴愛(にれのすずめ)は、高校時代に幼馴染から紹介された少女漫画に触発され、漫画家になることを決意。

きっかけとなった漫画の作者本人から弟子入りを勧められ、東京で漫画家への道を進むこととなりました。

紆余曲折ありながらも、漫画家としてプロデビューした鈴愛。

最初は順調だったものの、次第にスランプに陥り、連載は打ち切り。再びアシスタントに逆戻りし、引越し屋のアルバイトと掛け持ちをしながら生計を立てる日々。

そこに追い打ちをかけるように、幼馴染の律が結婚するという知らせが届きます。

鈴愛は過去、律からプロポーズを受けたことがあるのですが、漫画家としてようやく走り始めたところだった鈴愛は、今はまだ無理と断ってしまっていたのでした。

実家から舞い込んできたお見合いの話も、相手方に別の話が来たということで白紙に。

同じ仕事場でアシスタントをしていた仲間たちは、漫画家として成功したり、結婚して一児の母になったりしているのに自分には何もない。

あの時プロポーズを受けていたらこんな惨めな気持ちにはなっていなかったのに。

鈴愛は過去を振り返って後悔に暮れるのでした。

私たちの選択基準とは

生きていると、「あのときああしていれば」という後悔をすることがあります。

選択を間違えた、という後悔です。

私たちは大きなものから小さなものまで様々な選択を繰り返して人生を過ごしています。

その中で、「あの時別の選択をしていたらもっと違う結果になっていたんじゃないか」と思うことは少なからずあるのではないでしょうか。

私たちは何かの選択をする時、「どちらの方が幸せになれそうか」ということを基準にしています。

レストランに入ってメニューを決める時、食べたいものを選ぶ人もあれば、価格で選ぶ人もいるでしょう。

食べたいものを選ぶ人は、美味しいものを食べた方が満足できるからそのようにするのです。

価格で選ぶ人は、少しでも安いものを頼んで節約した方が自分のためになると思って選んでいます。

その人その人の幸せの基準に沿っているということです。

状況によって変わる幸不幸

しかし、そちらの方が満足できる、幸せになれると思って選んでも、後悔に変わることがあります。

その時は満足できても、後々の状況によって、幸不幸は変動するからです。

故事成語に「人間万事塞翁が馬」という話があります。

どういう話か、少し紹介したいと思います。

昔中国の北の塞(とりで)に1人のおじいさんが住んでいました。

おじいさんは1頭の馬を飼っていたのですが、ある時その馬が逃げ出してしまいます。

周りの人はおじいさん可哀想にと口々に言いましたが、後日、その馬がもう1頭立派な足の速い馬を連れて戻ってきたのです。

皆は口々によかったよかったと喜びました。

ところが、ある日、おじいさんの息子が新しくやってきた馬に乗っていた時、突然馬が暴れだし、息子は落馬して足を骨折してしまいました。

誰もが災難だなあと言いましたが、間もなく戦争が起こり、若者は皆兵として召集されていきました。そして、ほとんどの人が戦いの中で亡くなっていきました。

しかし、おじいさんの息子は足を骨折していたので、戦争に行かずに済み、命が助かったのです。

この話の発端は、馬が逃げ出したことにあります。

馬が逃げ出したことはおじいさんにとって不幸なことですが、足の速い馬を連れて戻ってきたといういい結果がきたことで、馬が逃げ出したことも結果的には功を奏しました。

しかし、その後息子が落馬して骨折するという悪い結果に遭い、喜んだのもどこへやら「あの馬さえいなければ」と苦々しく思ったことでしょう。

それにより、馬が逃げ出したことも、悪い出来事となってしまいます。

ただ、最終的には骨折のおかげで戦争に行かずに済んだことから、すべて丸く収まりました。

「馬が逃げ出したおかげで息子は命が助かった」ということになったのです。

災難が続いたり、苦しいことがやってくると、過去にあった楽しい出来事も力にはなってくれず、「私の選択は間違っていたのでは」という思いになってしまいます。

一方、今が幸せなら、過去にあったどんな災難も、「あれがなければ今の私はなかった」という喜びのタネになるでしょう。

仏教が教えるハッピーエンド

仏教では、「因果の道理」を教えられています。

「因果の道理」とは、よい行いはよい結果を生み出し、悪い行いは悪い結果を生み出す。

よいのも悪いのも、すべては自分のまいたタネである、ということです。

ですから、現在自分に起きていることは、過去の自分の行いによるものであり、これから起きる結果は、今の自分の行いが生み出していくということになります。

過去の行いを後悔しても、過去は決して変えることはできません。

それならば、今から幸せになれるように行動していくことが重要なのではないでしょうか。

ドラマや映画は大団円を迎えるようにちょうど良いところで最終回を迎えますが、実際の人生はその後も続いていきます。

最後本当の大団円で終わるためには、何があっても揺らがない幸せの身になることが大事だと仏教では説かれています。

そしてその身になるにはどうしたらよいのかということを教えられたのがお釈迦さまなのです。

人生にはいろいろなことがありますが、経験してきたすべての悩みや苦労が報われる、そんなハッピーエンドを迎えたいものですね。

それでは、また(^^)/

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この記事を書いたスタッフ
わか
チューリップ企画コールセンターのわかと申します。 静岡の温暖な気候の中で育ったせいか、のんびりと構えていることが多く、周囲からはよく「いつも安定しているね」と言われます。 日常の様々な出来事を物語化することが好きです。 学生時代、家ではほとんどの時間を机の前で過ごし、ノートに散文を書きためる日々を過ごしていました。 そんな小さい頃からの癖で、日常の出来事を無意識に観察していることがあり、見ているうちに周囲の人間関係も客観的に把握することができるようになりました。 今まで見てきた人間関係、自分自身の悩んだ経験や、日々の電話応対の中でのお客様の声などを通して、皆様の悩みに寄り添える記事を書いていきたいと思います!