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焼鳥屋さんのこだわり 「食べ方論争」から考える「作る人」が伝えたいこと

 

2020/01/16

皆さん、こんにちは!

チューリップ企画スタッフのわかです。

少し前、ネット上で一つの論争があったそうです。

ある日、「ツイッタ―で拡散してほしい」と焼鳥屋の店員が投稿した写真には一つの願いが書かれていました。

近頃焼鳥を串からはずして食べている人をよく見ますが、焼鳥を提供している側としては、本当は串のまま食べてほしい

その人曰く、「店員は一本一本心を込めて鶏を串にさしているのに、串から外して食べられたら刺している意味がなくなる気がするし、

串から外してしまったら切った肉をフライパンで焼いているのと同じだ!」とのこと。

店員さんのこだわりと現実

確かに言われることには一理あり、そこには店員さんなりのこだわりというものがあると思います。

そして、多くの人がそのことに気付かず、串から外して食べているという悲しい事実に黙っていることができなかったのだと思います。

これについてはネット上でも種々の意見が交わされていました。賛同するのも反対するのも様々な意見があるでしょうから、何が正しいということはいえないのかもしれません。

ただ、この店員さんの焼鳥に込める思いの大きさは、上記のエピソードからずいぶんと伝わってくるようです。

作り出す人の思いとは

物を作り出す人は、みな、信念をもって取り組んでいると思います。

私たちもまた、一つの思いをもって『とどろき』をお届けしておりますので、読者の方からこのようなお便りを頂くと、大きな励みになります。

気持ちが伝わる

タイトルの文字、表紙の美しさ、“創る人”の心、気持ちが分かります。読みやすく、細心のご苦労がみえる。

ことばや文字で、伝えたい、その何かが難しく、ただ感謝の気持ちしか出てきません。生涯勉強を身に染みて思います

親鸞聖人は身近な人に思えて大好きです。

(静岡県・60代女性)

仏教は2600年前、お釈迦さますべての人を相手に説かれた教えです。

人それぞれ生まれた時代も、場所も、環境も、考え方も、あらゆるものが違う中で、すべての人に共通することが説かれているのです。

しかも、それはすべての人に関係のある、大事なこと。

しかし、「仏教」と聞くと「なんだか難しそうだし、自分には関係ない」と思っている人もたくさんおられます。

だからこそ、多くの方に親しみをもって仏教を学んでもらえるように、『とどろき』は20数年歩みを続けてきました。

私たちの「こだわり」とは、「皆さんにいかに分かりやすく仏教を学んでもらうか」ということです。

仕事を通してお客様に伝えたいこと

少しでも仏教に関心を持ってこのブログを読んでくださっている方がおられるなら、こんなに嬉しいことはありません。

焼鳥屋さんが丹精込めて一つ一つ丁寧に焼鳥を作るのは、ひとえに美味しく食べてもらいたいという思いがあるからこそ。

どんな仕事をしていても、共通するのは「その仕事を通してお客様に伝えたいことがある」ということではないでしょうか。

今回お手紙を寄せてくださった読者の方のように、少しでも何か感じとってくださる方があれば、私たちにとっても、とても幸せなことです。

さて、最後に余談ですが…。

よく、提供された食事を食べる前に、調味料をかけて味を変えてしまう人がいるようですが、食事を作る側の気持ちとしては、うれしくないことといわれます。

たとえ悪意がなかったとしても、作った人に敬意を払って、まず出された時のままの味を知って、その後で、自分好みに味を整えるのが一つのマナーだと聞きました。

お互いの意思を尊重し合って、美味しく食事を頂きたいですね(^^♪

今日の晩ごはんは何がいいかなと思いつつ、なんだか焼鳥が食べたくなってきました。

食べるときには作った人に敬意を払って、串に刺したまま食べるようにしようと思います(^^ゞ

それでは、また(^O^)

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