スタッフブログ メディア

「人生の中に仕事がある」 失敗しても立ち上がるための大事な目的

 
卓球

2018/10/30

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

チューリップ企画スタッフのわかです。

「人生の中に卓球がある」

卓球の福原愛選手が引退を発表しました。

引退会見での報道陣とのやりとりも話題になっていましたね。

3歳から卓球選手としてメディアに取り上げられ、まさに日本中がその成長を見守ってきた選手だっただけに、引退を惜しむ声もある一方、労いの言葉も多く聞かれました。

また、日本での人気もさることながら、中国での人気も高い福原選手。

中国の外務省が引退についてのコメントを発表したというのですから、その注目度の高さが分かります。

報道陣やファンへの対応の良さは有名で、誰からも愛される人柄なのではないでしょうか。

そんな福原選手と、同じく卓球選手で夫の江宏傑(ジアン・ホンジエ)選手とのエピソードが話題になったことがありました。

江宏傑選手が卓球のジャパンオープンの試合に勝利し、部屋に戻って2人で果物を食べている時のこと。

江選手が「もし今日負けていたら、こういうの(食べ物)あった?」と尋ねると、福原選手は「あるよ。もっとたくさん」と答えたそうです。

その答えに首をかしげると、「卓球はとても大事。でも、卓球の中に人生があるんじゃなくて、人生の中に卓球があるのよ」と言葉を続けたといいます。

卓球選手にとって卓球はもちろん人生の中心です。

卓球の試合に勝つことで生きていけるのですから、勝つか負けるかは死活問題でしょう。

負けることがあればもちろん悔しいし、世間から厳しい言葉を投げかけられることもあるかもしれません。

しかし、中心とはいえ、卓球はあくまでも人生の一部分。

負けたからといって人生がダメになるわけじゃないというメッセージが伝わってきます。

仕事は人生の一部分

私たちもまたそれぞれに、人生の中心に据えているものがあります。

それは仕事であったり、家族であったり、趣味であったり人によって様々です。

仕事を中心にしている人は、仕事の成果によって一喜一憂します。

家族を中心にしている人は、家族との人間関係に一喜一憂しています。

趣味を中心にしている人は、いかにその時間をとれるかに一喜一憂するでしょう。

うまくいかないとどうしても落ち込んでしまうものですが、仕事も家族も趣味も人生のすべてではなく、人生の一部分を構成するもの。

いわば、私たちが生きていくための1つの手段です。

もし万が一うまくいかなくても、決して、人生すべてがダメになってしまうということではないのです。

手段とは、目的と対になる言葉です。

ということは、私たちが生きていく目的は他にあるということになります。

仕事で生計を立てて、家族を支えにして、趣味で活力を得て、生きていくのは一体何のためなのでしょうか。

目的を教えられた「平生業成」

それを教えられたのが浄土真宗、親鸞聖人の「平生業成(へいぜいごうじょう)」です。

「平生」とは、生きている今のこと。

仏教で説かれているのは、専ら死んだ後のことだろうと思っている人は少なくありません。

それはきっと、「仏教といえば葬式法事」というイメージが浸透してしまったからなのでしょう。

ところがそれは大きな間違いです。

お釈迦さまは生きている私たちに向けて教えを説かれたのであり、生きている現在こそが重要であることを説かれているからです。

では、生きている現在がなぜ重要なのでしょうか。

それが教えられているのが「業」そして「成」です。

目的が大事だから手段が大事

「業」とは、人生の大事業ということです。

大会社を起こしたり、オリンピックで金メダルを獲得したり、世間にも大事業を成し遂げる人はたくさんあります。

誰にでもできることではありませんから、大事業と言われるのですが、それらもまた生きていく手段であることに変わりありません。

ここで言われる「人生の大事業」とは、そうして生きていくのは一体何のためかという目的のことを言われています。

その目的を仏教では、何があっても決して揺らぐことのない、絶対の幸福の身になることだと教えられました。

「成」とは、その人生の大事業が完成するということです。

つまり、「平生業成」とは、生きている現在、人生の大事業である絶対の幸福の身になることができる、ということなのです。

絶対の幸福の身になれば、たとえ試合に負けても、仕事に失敗しても、家族との関係がうまくいかなくても、趣味の時間が取れなくても、幸せが崩れることはありません。

それは生きている時になれる幸せなので、生きている現在こそが大事だと教えられました。

この目的を達成するためには1分でも1秒でも長く生きていかなければいけません。

だからこそ、仕事も大事、家族も趣味も大事で、手段が大事になるのです。

目的を知って、そこに向って生きたなら、すべてのものが意味を持ち、より力強く毎日を過ごすことができるでしょう。

生きる目的を知って、明るい毎日を過ごしたいですね。

それでは、また(^^)

-スタッフブログ, メディア

この記事を書いたスタッフ
わか
チューリップ企画コールセンターのわかと申します。 静岡の温暖な気候の中で育ったせいか、のんびりと構えていることが多く、周囲からはよく「いつも安定しているね」と言われます。 日常の様々な出来事を物語化することが好きです。 学生時代、家ではほとんどの時間を机の前で過ごし、ノートに散文を書きためる日々を過ごしていました。 そんな小さい頃からの癖で、日常の出来事を無意識に観察していることがあり、見ているうちに周囲の人間関係も客観的に把握することができるようになりました。 今まで見てきた人間関係、自分自身の悩んだ経験や、日々の電話応対の中でのお客様の声などを通して、皆様の悩みに寄り添える記事を書いていきたいと思います!