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「もったいない」は価値を見出す合言葉 あるべき姿を知って物を大事にしよう!

 
エコロジー

2017/05/16

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

チューリップ企画スタッフのわかです。

使うのがもったいない!

最近、弁当や食事をおしゃれに盛り付けて、SNSに写真を掲載するのが流行っていますね。

食事はもちろんのこと、ケーキや果物など、凝ったものは見ているだけでも楽しく、食べるのがもったいなくなるぐらいです

学生時代、家庭科の時間にナップサックを作ったことがありますが、思いのほかうまくできたので、使うのがもったいなくていつまでも部屋に置いてあったのを思い出します。

人からお土産やプレゼントをもらった時なども、それが気に入った物だと、もったいなくて使えなくなってしまうんですよね

食べるのがもったいない」あるいは「使うのがもったいない」というのは、多くの人が持ったことのある思いではないでしょうか。

使う回数を減らせば、消耗も少なくて済みますので、長く手元に置いておけます。

「もったいない」と言っている本人としては、思い入れが強いからこそ、大事にしたいという気持ちで言っているのですね。

「もったいない」ってどういう意味?

しかし、一方で、「もったいない」と言っている状況に違和感を覚えるのも事実です。

どれだけ見た目が芸術的であっても、それが食べ物なら食べるためにあります

誰かに贈り物をするのも、使ってほしいと思えばこそではないでしょうか

「もったいない」と言っている人の思いと実際の形には少しズレがあるようです。

この「もったいない」という言葉、漢字では「勿体ない」と書くのですが、語源は実は仏教にあります

「勿体」というのが元々仏教用語で、「物の本質や本来あるべき姿」のことを表していました。

そこに打消しの「ない」がついたのが「勿体ない」ということです。

つまり、「物の本来あるべき姿が失われた」ことを意味していたのですね

この元々の意味で考えてみると、食べ物の本来あるべき姿は「食べられること」であり、贈り物の本来あるべき姿は「使われること」ということになります。

だから、食べ物を食べずにいることや、贈り物を使わないで置いておくことこそ、本来あるべき姿が失われたということ、つまり「勿体ない」ことなのです

そうは言っても、時間をかけたり、大切な人からもらったものだったら、大事にしたいと思うもの。

では、物を大事にするとはどういうことなのでしょうか。

環境保全の合言葉

「もったいない」といえば、環境に配慮した言葉として世界的にも有名です。

環境分野で初めてノーベル平和賞を受賞したケニア人の環境保護活動家ワンガリ・マータイさんが世界共通語「MOTTAINAI」として提唱したことが始まりでした。

そこから、日本でも環境に配慮した行動が広がっていきましたよね。

「もったいない」という思いを持って、袋などを使い捨てにせず、繰り返し使ったり、

使わなくなってしまったものを別のところで再利用してもらったり、

ぼろぼろになってしまい、本来の用途で使えなくなったものは別の形でリサイクルしたり。

それまでは考えもしなかったことですが、1つのものでもよくよく突き詰めていくと、いろいろなことに使えるのだと分かります

それはやはり、物の本質をよく見ていったからこそできたことなのではないかと思います。

物にはその時その時の状態で、ふさわしい用途や価値があるもの。

では、物をどのように利用していったらよいのか。

お釈迦さまの時代のエピソードから紹介したいと思います。

お釈迦さまが徹底された「物を大切にする」という感覚

お釈迦さまのお弟子に阿難(あなん)尊者という人がいました。

ある時、国王からお城に仕える500人の女性たちに説法をしてほしいと頼まれた阿難尊者は、お城で女性たちに因果の道理の話をしました。

善い行いをすれば、善い結果が現れる

相手に施しをしたならば、その結果は必ずその人自身に返ってくる

説法に感動した侍女たちは、王から与えられたばかりのきれいな着物を阿難尊者に渡しました。

翌日、王さまは女性たちが新しい着物ではなく、以前のままの衣服を身にまとっていることに気づきました。

聞けば、与えた着物は阿難尊者に渡したとのこと。

500枚もの着物をどうするのか気になった王さまは、再び阿難尊者を呼んで、尋ねました。

破れたり古くなったりした衣しか持たぬ者も多くありますので、彼らに分けます」と答える阿難尊者に王さまは更に質問しました。

「では、彼らの古くなった服はどうするのか」と。

古くなった服は下着にし、それまで使っていた下着は敷布にし、敷布にしていたものは枕の布に、枕の布だったものは足ふきに、足ふきだったものは雑巾にするのだと言います。

さすがに雑巾は古くなったら捨てるしかないだろう、と思ったら、細かく切って泥と合わせ、家を造る時、壁や床に塗るとのこと。

お釈迦さまは、物をどこまでも大事に利用し、それをお弟子にも徹底されていたのだそうです

王さまはその心がけに大変感心した、というエピソードがあります。

本来の用途が終わったらもはや価値のない物と切り捨ててしまうのは簡単です。

しかし、1つの用途が終わったら、また別のところに新たな価値を見出すこともできます

1つのものに対して、どこまでも価値を追求する。

その感覚こそ、物を大事にするときには大切なのではないでしょうか。

普段何気なく使っている「もったいない」という言葉も、本来の意味を知ると意識が変わってくるようです

物の本質をよく見つめて、本当の意味で物を大事にしていきたいですね。

それでは、また(^^)/

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この記事を書いたスタッフ
わか
平成28年3月からチューリップ企画のコールセンターで勤務しています。まだまだ新米ですが、お客様との丁寧なやりとりを心掛けて精進しています。暑いのも寒いのも苦手ですが、負けずに頑張ります!