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仏さまってどんな方? お釈迦さまが求められた「さとり」とは

 
仏

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

チューリップ企画スタッフのわかです。

今年はいろいろと異例なことが多い年です。

西日本を襲った豪雨災害では、たくさんの被害がありました。

日本国内の気温はついに40度を超え、深刻な異常気象と言われています。

また、平成7年に大変なテロ事件を引き起こしたオウム真理教の教祖だった松本智津夫元死刑囚をはじめ13人の死刑囚全員の刑が執行されました。

こういったニュースが流れる時、「未曾有の」という見出しがつけられます。

「未曾有」は、「未だ曾て有らず(いまだかつてあらず)」と書きますが、非常に珍しいことの意味で使われる言葉です。

どちらかというと、悪い出来事に対して言われることかもしれませんね。

実はこの「未曾有」は元々仏教の言葉です。

奇跡の意味のサンスクリット語が漢訳された言葉で、仏の功徳の尊さや神秘なことを讃嘆した言葉だったそうです。

現在とは真逆で、素晴らしいことを表す言葉だったのですね。

未曾有という言葉で表されているように、仏さまがなんとなく尊いことは分かりますが、一体どういう方なのでしょうか。

お釈迦さまとはどんな方か

私たちが仏さまと言われて一番に思い浮かべるのはお釈迦さまだと思います。

お釈迦さまは約2600年前、インドの王さまの子どもとして生まれられ、シッタルタ太子と言われました。

幼少のころから大変優秀だった太子は、文武共に右に出るものはなく、太子ですから衣食住にも恵まれ、何不自由のない生活をされていました。

しかし、ある出来事から、どんな幸せも老病死によっていずれ必ず崩れていくことを知られ、深く思い悩まれるようになっていきます。

心配した父王の配慮によって、国一番の美女を妻に迎えられても、子どもを授かっても、太子の暗い心は一向に晴れませんでした。

無常の世にあって、どうしたら本当の幸福になることができるのか

太子の悩みは、ただこのこと一つだったのです。

そして、29歳2月8日、太子は夜中ひそかに城を抜け出し、山に修行に入られました。

その後、大変厳しい修行を6年間なされ、ついに35歳の12月8日、仏のさとりを開かれたのです。

仏とはさとりの名前

このように、仏とは、仏のさとりを開いた方のことを言います。

よく「さとった」という言葉を聞くことがありますが、さとりと言っても低いさとりから高いさとりまで52の位があり、これを「さとりの52位」と言われます。

その52段目、最高のさとりの位が仏覚(仏のさとり)なのです。

選挙の時によく登場するダルマのモデルとなったインドの達磨大師は、壁に向かって9年、手足が腐るまで修行に打ち込みました。

しかし、さとりは30段そこそこであったそうです。

仏のさとりを開くということが、いかに厳しく難しい道かが分かります。

地球上で仏のさとりを開かれた方はお釈迦さまだけですから、「釈迦の前に仏なし、釈迦の後に仏なし」と言われます。

仏さまとはそれほどすごい方なのです。

お釈迦さまがさとられた真理

では、お釈迦さまは何をさとられたのでしょうか。

それは、「すべての人が本当の幸福になれる真理」です。

お釈迦さまは、仏のさとりを開かれてからお亡くなりになるまでの45年間このこと1つを説かれました。

さとりは、1段違っても、人間と虫けらほどの違いがあると言われます。

52段の最高のさとりである仏覚を開かれた仏さまと、1段もさとっていない私たちとでは、境界が全く違います。

そんな私たちに教えを説かれることが、いかに大変なことだったかは想像に難くありません。

また、すべての人と言っても、私たちは一人一人生まれた時代も、場所も、価値観も異なります。経験してきたことも違います。

ですから、悩んでいることも一人一人違います。

そんな私たちへ、医者が病に応じで薬を与えるように一人一人に合わせて話をされたことが、今日、7千冊以上のお経となって残っているのです。

幸せになりたいと願いながら、日々悩み苦しんでいる私たち。

そんな私たちを憐れんで、なんとか幸せな身にしてやろうと、教えを説いてくだされた方がお釈迦さまです。

老いや病や死を前にした時、「生きる意味なんてあるんだろうか」と悩んでしまうこともあるかもしれません。

しかし、仏教には、その疑問の答えがはっきりと示されています。

それはすべての人に共通する「生きる目的」なのです。

ぜひ、続けて教えを学んでいただきたく思います。

それでは、また(^^)

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この記事を書いたスタッフ
わか
チューリップ企画コールセンターのわかと申します。 静岡の温暖な気候の中で育ったせいか、のんびりと構えていることが多く、周囲からはよく「いつも安定しているね」と言われます。 日常の様々な出来事を物語化することが好きです。 学生時代、家ではほとんどの時間を机の前で過ごし、ノートに散文を書きためる日々を過ごしていました。 そんな小さい頃からの癖で、日常の出来事を無意識に観察していることがあり、見ているうちに周囲の人間関係も客観的に把握することができるようになりました。 今まで見てきた人間関係、自分自身の悩んだ経験や、日々の電話応対の中でのお客様の声などを通して、皆様の悩みに寄り添える記事を書いていきたいと思います!