夏の終わり 大切な人との別れと生きる希望
2020/01/16
こんにちは!
チューリップ企画コールセンターのわかです。
10月になり、ちょっと物悲しい風が吹くようになりました。
秋になると寂しい気持ちになるのはなぜでしょう。
私はこの時期には決まって一つの別れを思い出すのです。
夏の終わりになると思いだす祖父との別れ
祖父が亡くなったのは20年以上も前の夏の終わりでした。当時幼かった私は、人が死ぬということがよくわかっていませんでした。
病院のベットに横たわる祖父の顔には白い布がかけられ、親戚がその布をとって見せてくれた時、祖父は大変穏やかな顔をしていました。当時のことはあまりよく覚えていませんが、その光景だけは今でも私の脳裏に焼き付いています。
その後、皆で火葬場に移動し、私は弟と一緒に親戚の高校生のお姉ちゃんに面倒を見てもらっていました。
大人たちが慌ただしくしている中、私たちは迷惑にならないように別のところで大人しくしていたのですが、どれだけ時間が経っても誰も迎えに来てくれません。
心配した高校生のお姉さんが家に電話をしてみると、皆私たちの存在を忘れて先に帰ってしまっていたのでした。
忙しくてとても私たちを迎えに来れるような状態ではなかった両親なので、代わりに隣の家のおじさんが火葬場まで迎えに来てくれました。
あまりにあっさり忘れられた私たちは、置いて行かれたという実感もないまま、泣くこともなく無事に家に帰りついたのでした。
「子供を置いて先に帰るとは何事か!」という声もあるでしょうが、今となってみると祖父の死に対する父の動揺がそこに現れていたのかなと思います。
身近な人が亡くなった時、多くの人は動揺します。
亡くなった人が自分と関係が近ければ近いほど、自分の死を身近に感じてしまうからかもしれません。
幸いにも私の周りの家族は祖父以外今も健在なのですが、今までそばにいるのが当たり前だった人が突然いなくなるというのは大変なショックだろう、と思います。
奥さんを亡くされ、傷心の中とどろきと出会われた2人の方からお手紙をいただきましたので紹介したいと思います。
生きる希望がわいてきた
33年間連れ添った妻が53歳の若さで亡くなり、現実のこととしてなかなか受けとめることができないでいます。
あの世で今どうしているのか?とか、この世に残された自分の使命は何か?など。
新聞広告で(とどろきを)知りました。
今の自分を救ってくれるのはこれだ!と思い、即決しました。仏教が分かりやすく学べそうと思いました。
生きる希望がわいてくる内容で、この本に出会えたことに大変感謝しています。ありがとうございました。
(愛知県 58歳男性)
「私、どこへ行くの?」と妻の声
定年退職を終えこれから自分の好きな、しがらみの無い人生で暮らす喜びで生きていたのに、突然妻の死があり「私、何処へ行くやら?」と発せられた言葉が脳裏から離れなくなりました。
(中略)
現代仏教の疑問を感じる中、中日新聞で(とどろきの)チラシを見ました。
本の内容が解りやすく、この本は幸せを教えてくれるエキスが詰まっていて実に読みたくなります。
仏教の事を知れば知るほど心が安らかになる感じです。
(愛知県 66歳男性)
身近な人の死を通して人生を真剣に考えるようになったと言われる方も多いです。
大事な人であればあるほど、その人と別れる苦しみはいかばかりでしょう。なかなか悲しみからはすぐに抜け出せないものかもしれませんが、そんな悲しみをきっかけに仏教を学ばれ、「生きる希望が湧いてきた」と言われる方、「心が安らかになった」と言われる方も多くおられます。
そういう皆様からの声は、私たち社員には大変な励みとなっています。
皆様に喜んでいただけるよう、チューリップ企画社員一同今後も歩みを進めてまいります!
それでは、また(*^_^*)
この記事を書いたスタッフ
チューリップ企画コールセンターのわかと申します。
静岡の温暖な気候の中で育ったせいか、のんびりと構えていることが多く、周囲からはよく「いつも安定しているね」と言われます。
日常の様々な出来事を物語化することが好きです。
学生時代、家ではほとんどの時間を机の前で過ごし、ノートに散文を書きためる日々を過ごしていました。
そんな小さい頃からの癖で、日常の出来事を無意識に観察していることがあり、見ているうちに周囲の人間関係も客観的に把握することができるようになりました。
今まで見てきた人間関係、自分自身の悩んだ経験や、日々の電話応対の中でのお客様の声などを通して、皆様の悩みに寄り添える記事を書いていきたいと思います!