忙しいあなたが押さえておくべき人生の視点
2020/01/16
こんにちは!金曜日担当、チューリップ企画スタッフのみやこです。ついに12月に突入しましたね(×_×;)2016年も足早に過ぎていきます。
12月は「師走」ともいわれ、由来は諸説ありますが、有名なのは「師が走る」から来ている説です。
この師は僧侶のことを指すといわれます。昔は年末にお坊さんが、各家庭でお経を読む風習があったそうで、年末の時期は東奔西走していたので「師走」と付けられたというものだそうですよ(^o^)
ともあれ12月は、年末年始に向けてどの家庭も忙しいですよね。
忙しいばかりで“大事なもの”忘れていませんか?
「忙しい」という字は「心を亡くす」と書きます。また組み合わせを変えると「忘れる」という字にもなります。
つまり「忙しい」とは「大事なものを見失い、忘れている状態」ということではないでしょうか。
少し難しく感じられるかもしれませんが、お釈迦さまはこう教えられています。
世人薄俗(せにんはくぞく)にして、ともに不急のことを諍(あらそ)う
(大無量寿経)
“世の中の人は、目先のことばかりに心をうばわれて、本当に大事な生きる目的をかえりみることがない”
思い返してみると、目先のことばかりに心を奪われているのが私たちの日々の営みではないでしょうか。
「あの人にあんなことを言われた」
「明日はこれをしてあれをして、それから次は……」
「お腹がすいたな~」
などなど、考えている事は目の前の出来事ばかりで、「自分の人生とは?」と心落ちつけて考えることは少ないかもしれません。
忙しい中にも心を静めて…
自分にとって、本当に大切なことは何か
悔いなく人生を終わるには、どう生きれば良いのか
と自分の人生を見つめる余裕を持ちたいものですね。
生きる目的=人生のゴールから逆算していく
自分の生きる目的がハッキリすると、視界が開け迷わなくなるといわれます。最近、仏教を学び始めた30代の女性がこのように言っていました。
今までは色々なことにとらわれて、決断できないことがあったけど、
仏教を学んで生きる目的、指針がハッキリした。だから、些細なことで迷わなくなったよね。
目先にあることは大きな目的に到達するために必要な手段です。
その目的を見失わなければ、たとえ、今不都合なことが起きて一時的に挫折しても、“こっちがダメならあっちにしよう”と代わりがきくので迷わなくなるのですね。
人生は選択の連続です。選択基準があいまいなまま、その時、その時の状況や一時の感情で道を選んでしまっていることもあるのかもしれません。
しかし、人生のゴールが決まっていれば、そこに向かってどう生きるかを考えるだけ。判断基準がとてもハッキリするのです。
やがて年が改まれば、新年の目標を立てる人は多いと思いますが、人生のゴールから逆算して、今は何をすべきか考える視点が忙しい人ほど大切ですね!
私も目的に向かって1日1日を大切に過ごしたいと思います o(`^´*)!
最後までお読みくださり、ありがとうございました♪
それではまた(*^-゚)ノ
この記事を書いたスタッフ
チューリップ企画スタッフのみやこです。主に電話でのお客様サポートや『朗読版とどろき』の吹き込みを行っています。
信仰心の篤い浄土真宗の家に生まれたので、3歳の時にはすでにお仏壇の前で「正信偈」をあげており、小学1年生の時には諳(そら)んじるまでになり得意顔で親に披露していたものです。平成生まれにしては、ちょっと珍しい特技だったかも?(笑)
兄と弟に挟まれおてんばに遊んでいた私も、思春期になりある悩みが頭をもたげます。それは「私とは何者か?」「死が恐ろしい」…なかなかディープですよね。クラスメイトには悩みに共感してもらえなさそうで、周りより少しクールな中高生だったように思います。
その頃から「仏教に答えがあるのでは?」と仏教書を読んだりするように。なんやかんやあって、今では仏教月刊誌を出版する会社に就職!ブログでは「なんやかんや」で知らされた仏教の深さをお届けしたいと思います。よろしくお願いいたします。