おたよりから

何度も読めば景色が変わる! 『とどろき』で新しい感動を

 

2020/01/16

こんにちは!
チューリップ企画スタッフのわかです。

先日「君の名は。」を話題に記事を書きましたが、海外にも人気が波及していてすごい勢いですね!いまだに映画ランキングで2位に入っていると聞いて驚きました。

見に行く前に、一度見ただけではわからなかったという声も聞きました。確かに時系列が少し複雑だったように思います。
そのため、2回3回と見に行ったという人も少なくないようです。

同じ作品を繰り返し見ると何が違う?

皆さんは今までに「繰り返し何度でも見たい」と感じたことのある作品はありますか?
よほど好きな作品であれば「何度お金を出してでも見たい」と思うかもしれませんが、多くの場合「結局何度見たって同じ内容なんだから1度見れば十分」と考えるのではないでしょうか。

私もそのように考えていた1人です。

ところがあるとき、私がすでに鑑賞済みだった映画の無料券を知人がくれたことがありました。その人は、私がその作品が好きなのを知っていて、わざわざもらってきてくれたのです。

「もう私は見てきたから別の人にあげてください」とも言えず、その無料券を有難く受け取って、私は2度目の映画鑑賞に出かけました。

「1度見たからストーリーも全部わかっているし、そんなに感動しないだろうな」と思っていたのですが、いざ見てみると1回目の時には気づかなかった細かい点もよくわかり、ストーリーもより深く味わうことができました

その時初めて、私は同じ作品を2度3度と見に行く人の気持ちがわかったのです。

2回読んで知らされる感動

本でも、音楽でも、繰り返し読んだり聴いたりすることで、1度だけではわからなかったことに気づき、より感動できたりします。そして、よりその作品が好きになるのです。
『とどろき』読者の皆様からも、「何度も繰り返して読んでいます」という声が届いています。

ある読者の方は次のようなお手紙をくださいました。

繰り返し読むと感動が増える!

「聖人一流章」を再度学び直したくなり、『とどろき4月号』の「聖人一流章を学ぶ」の特集を2回、3回、4回と繰り返して読み直しました。
1回目よりは2回目、2回目よりは3回目、4回目と心に深く響くものが増えました。
「この仏心(南無阿弥陀仏)を阿弥陀さまが私たちに授けられたのが「信心」である、と教えられています」というご教示が心に沁みこみました。
(長野県・60代男性)

何度も何度も、繰り返し読まれているのですね!
仏教の言葉は普段あまり馴染みがないという人も多いですが、繰り返し読むことでだんだんと内容が理解できるようになってきたと言われる方もたくさんおられるんですよ。

この方は早速11月号の感想も送ってくださり、次のように書かれていました。

『読者を訪ねて』のコーナーの記事を読んで、深く心に残り、共感いたしました。
「全てボランティアでやっていますから」「物を頂いたり、何かをしてもらうよりも、与える喜びのほうが何倍も幸せだと分かったのです」「感謝の日々です」
現在何もボランティアをしていない自分が恥ずかしく自分も何かボランティアに取り組もうという思いになりました。
「1回読むとまた読みたくなる。2回読むとまた新たに知らされる。心の奥に入っていくのです」との言葉、全く同感です。
私も『とどろき』は繰り返して読んで、その度に思いは新たです

皆さん、大事に大事に読んでくださっていることが伝わり、私たちも嬉しいです(^O^)
バックナンバーをずっと手元に置いて、何かの折に読みなおしているという方は1人や2人ではないようですよ。

学ぶほどに新しい景色が広がる「仏教」

仏教を学んでいくと、その人の心がどんどん変化するので、たとえ同じ話を聴いていても感じることが全く異なるのだと教えられています。
学べば学ぶほど、聴けば聴くほど、進んでいくのが仏教です。

電車に乗っていると車窓からの景色が次から次へと変わっていくように、1回目よりは2回目、2回目よりは3回目と繰り返し読むことで心の景色は変わっていきます

私自身、仏教を学んでいると、どうしても理解できないことが出てきたりしますが、その時は理解できなくても、ある時ふと、「あれはそういうことだったのか!」と心にすとんとおさまることがありました。

皆さんも、「1度よりは2度、2度よりは3度」とぜひ繰り返し読んでみてください。
きっと新しいものが見えてくると思います(^^♪

それでは、また(^^)/

-おたよりから

この記事を書いたスタッフ