第一印象を決める要素は表情に お金も時間も使わずに人を幸せにする方法
2020/01/16
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
チューリップ企画スタッフのわかです。
上野の赤ちゃんパンダ、シャンシャンが大変な人気ですね。
その経済効果は200億円を超えると言われていますから、すごいことです。
ニュースなどでその姿を見ると、やっぱり可愛らしいなあと心が和みます。
いつの時代もパンダは人気者ですね。
なぜここまで人気なのかといえば、しぐさはもちろんのこと、その動きにも愛嬌があるからかもしれません。
人間でも、愛嬌がある人の周りには人が集まってきますよね。
仏さまの表情が柔和である理由
「愛嬌」という言葉は日常でもよく聞きますが、これはもともと仏教からきている言葉だそうです。元は「愛敬」と書いて、「あいぎょう」と読み、慈しみ、敬うという意味の言葉でした。
仏さまの柔和な慈悲深い表情を「愛敬相(あいぎょうそう)」と言われ、現在使われている「愛嬌」というのは、そこから出てきた言葉なのだそうです。
仏さまは慈悲のお方と言われます。
「慈」とは、「苦しみを抜いてやりたい」という心、「悲」とは、「楽しみを与えてやりたい」という心のことです。
私たちにも慈悲の心はありますが、心をかける対象が限られていたり、気持ちが続かなかったりといった欠点があると言われています。
仏さまは、差別なく、すべての人に慈悲の心をかけられ、しかもその気持ちが変わるということがありません。
慈悲の心いっぱいの仏さまだからこそ、心が落ち着くような、柔和な温かい表情をされているのでしょうね。
お金も物もなくてもできる布施
仏教では、優しい温かい表情で他人に接することもまた布施であると教えられています。「布施」は、「普施」とも書き、あまねく施すということです。
「施す」と聞くと、どうしてもお金や物をあげることだと思ってしまうのですが、それだけが布施ではありません。
お釈迦さまは、お金や物がなくても他人に施しができることを教えておられます。
「無財の七施」といわれ、七つの施しを教えておられるのですが、その一つが眼施(げんせ)、そして和顔悦色施(わげんえっしょくせ)です。
あなたの目は笑っていますか?
眼施とは、温かいまなざしで他人に接することです。学生時代、笑顔をするときは目も笑顔にすることが大事と教えてもらったことがあります。
それ以来、他人の笑顔を見る時も目を意識するようになったのですが、口元は笑っていても、目が笑っていない人が意外と多いことに気づきました。
「目は口ほどにものを言う」と言われるように、人は目を見て相手の気持ちを推し量っているところがあるのではないかと思います。
冷たいまなざしを向けられると、近づきにくい印象を受けますが、温かいまなざしを向けられると、親しみやすく、心を開きやすくなるような気がします。
目元まで意識していない人が多いからこそ、温かいまなざしを心がけると、余計に相手の印象に残りやすくなるのではないでしょうか。
笑顔がもたらす効果
もう一つの和顔悦色施とは、笑顔で他人に接することを言われます。笑顔がいい人は、それだけで印象が良くなります。
第一印象の割合は、見た目が9割を占めると言われますが、いくら服装が整っていて、容姿が抜群でも、無愛想な顔を向けられたら残念です。
「どんな娘(こ)も 笑顔に勝る 化粧なし」
という歌があります。
これは、女性はもちろんのこと、男性にも当てはまることです。
お店に入った時、印象に残る店員さんは決まって笑顔が輝いている人ではないでしょうか。
笑顔が素敵な人には男女問わず、人が集まってきます。
人間関係を潤滑にすることはもちろん、笑顔には健康面でもいい効果があるそうです。
笑顔を作ることで、チョコバー2000個分の脳内で幸せを作り出す効果があるという研究結果もあるのだとか。
また、日常的に笑顔でいる人は、寿命が比較的長いとの話もあります。
笑顔がいい人は、いろいろな意味で得をするのです。
表情を作ることは、ちょっと顔の筋肉を使えばできることです。
時間もお金もかかりません。
しかし、それで接した人を幸せにすることができるのだから、すごいことだと思います。
優しい、温かい表情の人は、周りの人から好かれる人です。
そんな人には、また、周りから優しい表情や言葉が返ってくるのではないでしょうか。
温かいまなざしと、笑顔を常日頃心がけていきたいものです。
それでは、また(^^)
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この記事を書いたスタッフ
チューリップ企画コールセンターのわかと申します。
静岡の温暖な気候の中で育ったせいか、のんびりと構えていることが多く、周囲からはよく「いつも安定しているね」と言われます。
日常の様々な出来事を物語化することが好きです。
学生時代、家ではほとんどの時間を机の前で過ごし、ノートに散文を書きためる日々を過ごしていました。
そんな小さい頃からの癖で、日常の出来事を無意識に観察していることがあり、見ているうちに周囲の人間関係も客観的に把握することができるようになりました。
今まで見てきた人間関係、自分自身の悩んだ経験や、日々の電話応対の中でのお客様の声などを通して、皆様の悩みに寄り添える記事を書いていきたいと思います!