見えない「恩」に思いをはせる お釈迦さまが説かれた「ありがとう」の意味とは
2020/01/16
皆さん、こんにちは!
チューリップ企画コールスタッフのわかです。
先日、スーパーに行ったら焼き芋が売られていました。
そういえば、幼稚園や小学校の頃は毎年サツマイモを植えて、秋に収穫していました。
毎年収穫したサツマイモをたくさん持って帰って料理してもらっていたなあ、と懐かしく思い出しました。
授業の一環として収穫したてのサツマイモをたき火で焼いて食べたことがありますが、子供ながらに感動した覚えがあります。
今保育士や先生をしている人の話を聞くと、そういったイベントごとの準備をするのは本当に大変だそうですね。
ただでさえ授業の準備などで忙しいのに、それに加えて考えていかねばならないとなると当然、通常の業務時間では終わりません。
自分の時間も使って、どうすれば子供たちが楽しく、成長できる機会にできるかを一生懸命考えていくのだそうです。
知り合いの保育士さんなどは、準備は大変だけれど、子供たちが喜ぶ顔を見ると全部吹き飛んでしまうのだと言われていました。
自分自身、そうした陰の支えがあってここまで成長してこれたのだなあと有難く思います。
見えない「心」を感じ、受けとってくだされたお手紙
私たちは目に見える苦労はねぎらうことができても、見えないところでの努力や気遣いにはなかなか気づくことができません。いったい普段どれだけの人に支えられ、どれだけの恩を受けているのでしょう。
きっと恩を受けていない時などないのでしょうね。私自身、こうして働いている中でも上司や同僚、そしてお客さまに支えられて過ごしています。
今回は、『とどろき』をお届けしている私たちの「心」を受け取ってくださっている方々からのお手紙を紹介します。
こんなに深い意味があるとは!
『四苦八苦』と聞いた事がありましたが、こんなに深い意味があるとは知りませんでした。
とても分かり易かったです。
あと、どのコーナーも重要な事ばかりで、レポート用紙に書き写しています。
覚えたい言葉(仏教用語)は頑張って自分のものにしていきたいと思います。毎日暑いですが、頑張って下さい
(埼玉県草加市 55歳女性)
私たちは、「お客さまが仏教を学ぶお手伝いがしたい」と分かりやすい紙面づくりに心がけています。
レポート用紙に書いて大切に学ばれているのだということが伝わり、とても嬉しくなりました(*^_^*)
また、このようなお手紙もいただきました。
「心」を感じる
今年は毎号『とどろき』を手に取る毎に重く感じます。
内容が濃くなったのでしょう。ページも少しずつ増しているのでしょう。
なにか『とどろき』を創っている方々の「心」を強く感じます。「一言一句でも伝える」という使命感を感じます。
読者の方々も沢山の方々が感じておられると思います。
私も目立った事は何もできませんけれど、少しずつ小さくても人の心を動かし、感動してもらえるような日々を過ごすために、人の心を感じていけるような人間に成長したいです。
毎号ありがとうございます。
(大分県別府市 64歳男性)
このお手紙を読んで、私はとても感動しました。
私たちスタッフの「心」をくみ取って、このようにお手紙をくださるのは、書かれた方自身が相手の見えない部分を受け取ろうと努力されているからこそだと感じます。
このように言っていただけるだなんて、本当に嬉しいです!
「ありがとう」の反対語とは?
「ありがとう」は日本語の中で最も美しい言葉だと言われています。この言葉の反対語は「当たり前」だそうです。
少し前、乳がんであることを公表した北斗晶さんもブログでこのことを取り上げていました。
私たちは多くのことを当たり前だと思って過ごしていますが、実際当たり前なことなんて何一つないのかもしれません。
お釈迦さまは「人間に生まれることは大変有難いこと」だと教えられています。
人間に生まれること自体がめったにないことで、本当は感謝すべきことなんですね。
生きる目的を明らかにされ、なぜ人間に生まれることが有難いことなのか教えてくださったのが親鸞聖人でした。
『とどろき』10月号の巻頭特集の冒頭を紹介します。
浄土真宗では毎年、親鸞聖人のご命日(11月28日)を中心に「報恩講」が開かれます。
誰もが知りたい「なぜ生きる」の答えを、明示してくだされた聖人のご恩に報いる集まりです。
真宗の年間行事でも、特に大事なご法筵ですから、古来、篤信な人は、他の用事を差しおいても必ず参詣していました。
今日、平成の私たちが聖人の深きご恩を知り、感じ、報いるには、まず教えをよく知ることが大事です。
今月は報恩講をご縁に、聖人の教えを聞かせていただきましょう。
チューリップ企画には、本が届いたとお礼の電話をかけてくださる方がたくさんおられます。また、お手紙をくださる方もたくさんおられます。
そうした一つ一つのこと、決して「当たり前」ではないことが知らされます。
皆様から日々受けているご恩は計り知れません。
頂いているお気持ちにはまだまだ及びませんが、私自身、感謝の気持ちを忘れず、私たちの「お伝えしたいこと」が少しでも皆様の心に届くように、今日も頑張りたいと思います!
それでは、また(^^)/
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この記事を書いたスタッフ
チューリップ企画コールセンターのわかと申します。
静岡の温暖な気候の中で育ったせいか、のんびりと構えていることが多く、周囲からはよく「いつも安定しているね」と言われます。
日常の様々な出来事を物語化することが好きです。
学生時代、家ではほとんどの時間を机の前で過ごし、ノートに散文を書きためる日々を過ごしていました。
そんな小さい頃からの癖で、日常の出来事を無意識に観察していることがあり、見ているうちに周囲の人間関係も客観的に把握することができるようになりました。
今まで見てきた人間関係、自分自身の悩んだ経験や、日々の電話応対の中でのお客様の声などを通して、皆様の悩みに寄り添える記事を書いていきたいと思います!