幸せを運ぶ6つの行い 信頼関係を築くために大事な心がけとは
2020/01/16
皆さん、こんにちは!
チューリップ企画スタッフのわかです。
高くても商品を買う気になるのは…
健康に配慮された食品は、手間暇かけているから価格が高めだし、なかなか手が出ないものです。健康にいいのはわかっているんですけどね(^_^;)
しかし、もし、信頼している人が勧めてくれたなら多少高くても不思議と買おうという気になってしまう、と、ある方が言われていました。
確かにそうだなあ、と納得し、改めて考えてみるとおかしなものだなあとも思いました。
値段も一緒だし商品も全く同じ。ただ勧める人の違いだけ。
でも、その違いは結構大きな違いだったりします。
どこの誰かもわからない人よりも、日頃からよく接していて顔が見える人から聞いたことの方が、なんとなく安心できるのです。
その安心の源がどこにあるかといえば、やっぱり信頼できる相手かどうかにかかっているのではないでしょうか。
世の中に様々な仕事はあれど、どれも相手との信頼関係の上に成り立っています。
相手の反応の違いが示すもの
以前、知り合いの弁護士さんから聞いた話ですが、その方が弁護士になりたての頃、担当した方が、いくら説明してもこちらの提案に納得してくれなかったことがあったそうです。困り果てたその弁護士さんは、上司に相談。
改めて上司からその依頼人の方に説明してもらったところ、あっさりと提案は受け入れられ、ことは丸く収まったそうです。
では、その時に上司の方が別の提案をしたのかというと、そうではありません。
勧めている内容は全く同じで、話をする順序も全く同じ。
弁護士さんは横で話を聞いていて、「自分も同じように話をしたのになんでこんなにも反応が違うんだろう?」と思ったそうですが、
相手の反応の違いは、そのまま信頼の大きさの違いであることに気付いたと言われていました。
信頼関係を作るポイントとは?
日頃からお世話になっていて、信頼を置いている人の言うことだったら素直に聞けますが、信頼できない相手に対しては、その人がどんなに正しいことを言っていても従いたくないという思いが出てきてしまいます。
信頼は人間関係を潤滑にする上で欠かせないものなんですね。
では、相手との信頼関係はどのように築いていけばいいのでしょうか?
それには「与える」ことが大事だと言われています。
「与える」とは、相手のために何かをしてあげることです。
読者の方からの感想を紹介します。
六度万行に心がければ…
いちばん心に残ったコーナーは「智慧のともしび」です。
長者の心を変えた、孤児サーヤの布施の心がけを読み、心温まる思いをし、また、心強くも思いました。
各人の心に応じた「六度万行(ろくどまんぎょう)」布施、持戒、忍辱、精進、禅定、智慧を一生懸命にすることで、
その行いに応じた善果が必ず現れ、幸せになるとお釈迦さまは仰っています。忘れず心がけていきたいと思います。
(三重県・68歳女性)
六度万行(ろくどまんぎょう)を実行しよう
お釈迦さまは7千冊余りのお経でたくさんの善い行いについて説かれました。ものすごい数の善があるので、善のことを「諸善」とか「万行」と言われます。
あまりに膨大な数だと、選ぶのも一苦労。
そこでお釈迦さまは、私たちが選びやすいように、たくさんの数の善を6つにまとめられました。
これを「六度万行(ろくどまんぎょう)」と言われます。
このブログでもいずれ詳しく紹介できればと思いますが、6つを簡単に説明すると、布施とは親切、持戒とは約束を守ること、忍辱とは忍耐、精進とは努力、禅定とは反省、智慧とは修養のことを言われています。
これら6つの善い行いの中から、どれか1つを選んで実行していきなさい、と教えられたのですね。
「全部」と言われると大変そうで、なかなか実行に移せないこともあるかもしれませんが、どれか1つならできそうな気がしてきます。
具体的にイメージもしやすいですしね。
人間関係に悩んだときは
これらの行いに心がけていくことで、相手との信頼関係も自然と築かれていくのです。日頃親切にしてくれる人や、約束したことをきちんと守ってくれる人がいたら、自然と「この人は信頼できる人だな」と思います。
同じように、相手が私を見る時も、私の日頃の言動から判断し、信頼できるかどうかを決めるのではないでしょうか。
人間関係がうまくいかないことで悩んでいる人は少なくないと言います。
横のつながりが希薄になった現代で、どのように接していけばいいのかわからない人も多いのかもしれません。
私自身、もっと人とうまく接することができればいいのになあ、と思うことばかりです。
もし、人間関係がうまくいかなくて悩んでいるという方がおられたら、この六度万行のどれか1つに心がけてみていただけたらと思います。
「本当にこれで人間関係がうまくいくようになるかなあ」と思われるかもしれませんが、ぜひ一度試してみてください。
そうしてできた周りからの信頼は、かけがえのない財産となって、きっと幸せな毎日を届けてくれるはずです。
私も心がけていきたいと思います!
それでは、また(^^)/
六度万行の1つ、布施について書いた記事はこちらです。
アメリカが輝いていたわけ 企業のトップが実践する「風呂水の哲学」 -スタッフブログ, 暮らしの中で
この記事を書いたスタッフ
チューリップ企画コールセンターのわかと申します。
静岡の温暖な気候の中で育ったせいか、のんびりと構えていることが多く、周囲からはよく「いつも安定しているね」と言われます。
日常の様々な出来事を物語化することが好きです。
学生時代、家ではほとんどの時間を机の前で過ごし、ノートに散文を書きためる日々を過ごしていました。
そんな小さい頃からの癖で、日常の出来事を無意識に観察していることがあり、見ているうちに周囲の人間関係も客観的に把握することができるようになりました。
今まで見てきた人間関係、自分自身の悩んだ経験や、日々の電話応対の中でのお客様の声などを通して、皆様の悩みに寄り添える記事を書いていきたいと思います!