神木家理想の姿は稲穂にあり? 順境に恵まれたときに覚えておきたい心がけ
2020/01/16
皆さん、こんにちは。
チューリップ企画スタッフのわかです。
神木隆之介さんといえば
神木隆之介さんといえば、子役の頃から数々のドラマや映画に出演している俳優として知られています。声優でもその才能を発揮しており、大ヒット映画『君の名は。』で主人公の1人を演じたことも記憶に新しいところ。
現在、邦画の歴代興行収入ランキングトップ3は『千と千尋の神隠し』『君の名は。』『ハウルの動く城』の3作品だそうですが、
神木さんはこれらすべての作品に参加しています。
幼いころから俳優として第一線で活躍し続けている神木さん。
演技にも定評があり、人柄も好青年といった感じで、多くの人から好かれています。
神木さんの演技に対するプロ意識は、その役への向き合い方から知ることができますが、
視聴者に支持される人柄はどこから生み出されたものなのでしょうか。
神木家の3つの家訓
先日、ある番組に出演した際に、神木さんは自身の座右の銘を「実るほど頭を垂れる稲穂かな」と語っていました。実は神木家には「性格のかわいい人でありなさい」「真逆の意見も一度は受け入れなさい」「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という3つの家訓があるのだそうです。
神木さんは幼いころからこの家訓をテーマに生きてきたとのこと。
なるほど、これを実践していたら愛される人になれそうです。
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という歌は、人格者と言われる人の姿を表しています。
実りの多い稲穂ほど、頭が重くなって下がるように、多くのものを手に入れた成功者ほど、決して驕らず、謙虚であるべき、ということです。
心がけを教えられているのですね。
人より上だと思いたい!
試験に合格したり、出世したり、私生活が順調だったり、ほめられたり。私たちは自分にいいことがあると、ついつい人に自慢したくなります。
周りの人よりも自分の方が上だと思いたい心、これを仏教では「慢(まん)」と言われます。
慢というのは「自慢」とか「傲慢」とか言われるように、「自惚れ」ということです。
自惚れと一口に言っても、いろいろな種類があるので、7通りに分けて「七慢」と教えられているのです。
一通り紹介すると、「慢」「過慢(かまん)」「慢過慢(まんかまん)」「我慢(がまん)」「増上慢(ぞうじょうまん)」「卑下慢(ひげまん)」「邪慢(じゃまん)」の七つです。
「慢」とは、自分よりも劣っている相手に対して、「自分の方が上だ」と自惚れる心です。
「過慢」とは、自分と同じくらいのレベルの相手に対して、「でも、相手と全く同じ条件下だったら自分の方が上だ」と自惚れる心。
そして、「慢過慢」とは、自分より上の相手に対して「この分野では劣っていても、総合的に見たら自分の方が上だ」と自惚れることを言います。
「我慢」とは、現代で使われているような「忍耐する」という意味ではなく、自分の意見をどこまでも突き通す自惚れ心のことです。
自分が絶対正しいと譲らないことです。
「増上慢」とは、悟ってもいないのに悟ったと自惚れる心。
「卑下慢」とは、「自分ほど礼儀正しい人はいないだろう」と、腰の低いことを自惚れている心です。
最後の「邪慢」は、自慢にならないことをひっぱり出してきて自慢することを言われています。
自慢話をしている人が忘れていること
このように、「自分が一番だ」という欲目は、すべての人が持っているものだと教えられます。だから、何か自分に誇れることがあれば人に言いたくなるし、それを成し遂げるまでにどれだけの苦労があったのか分かってほしいと思うのも当然。
ものをたくさん持っている人ほど、語りたいことは山ほどあるでしょう。
しかし、そうやって得意げに話をしている人は1つ肝心なことを忘れているのではないでしょうか。
周りの人に対する「感謝」です。
それが大きな結果であればあるほど、そこにはたくさんの人の支えがあったはず。
決して自分一人で歩いてきた道ではなかったと思います。
そのことに気づくと、成功すればするほど、周りへの感謝が深くなり、頭を垂れるようになると言われた歌が「実るほど頭を垂れる稲穂かな」です。
また、そういう人だからこそ、ものや人に恵まれるのでしょうね。
長く人に愛される秘訣
神木家の家訓は、私たちが決して忘れてはならない大事なことを思い出させてくれます。性格のかわいい人でありなさい。
真逆の意見も一度は受け入れなさい。
実るほど頭を垂れる稲穂かな。
このことを常にテーマにしてきたというのだから、神木さんが長く人に愛されてきたことにも頷けますね。
私たちは本来自分本位な生き物ですが、そのことを知れば、より周りの人を気にかけなければいけないということが分かります。
今後、成功することや、順境に恵まれることがある時には、感謝を忘れないようにしていきたいですね。
感謝についてはこちらの記事でも紹介しています。
感謝の言葉はどこから出てくる? 『この世界の片隅に』が描く「恩」の精神
それでは、また(^^♪ -スタッフブログ, メディア
この記事を書いたスタッフ
チューリップ企画コールセンターのわかと申します。
静岡の温暖な気候の中で育ったせいか、のんびりと構えていることが多く、周囲からはよく「いつも安定しているね」と言われます。
日常の様々な出来事を物語化することが好きです。
学生時代、家ではほとんどの時間を机の前で過ごし、ノートに散文を書きためる日々を過ごしていました。
そんな小さい頃からの癖で、日常の出来事を無意識に観察していることがあり、見ているうちに周囲の人間関係も客観的に把握することができるようになりました。
今まで見てきた人間関係、自分自身の悩んだ経験や、日々の電話応対の中でのお客様の声などを通して、皆様の悩みに寄り添える記事を書いていきたいと思います!