世界的な仏教ブームはなぜ?ルーツはお釈迦さまの「天上天下唯我独尊」
2020/01/16
金曜担当、チューリップ企画スタッフのみやこです。
近年、仏教ブームと言われていますね。
書店でも仏教書のコーナーが設けられ、テレビでもお坊さんを題材にしたドラマやバラエティ番組が放送されています。
私が幼い頃のお坊さん番組といえば「一休さん」くらいしかなかったものですが(笑)今はお坊さんというのが一種のエンターテイメントになっている感があるようです。
そのような経緯から仏教がより親しみやすい存在になったのか、「仏女(ぶつじょ)」なる造語も登場し、若い女性も寺へ足を運んだり、仏像観光したりするそうですね^^
この仏教ブーム、世界的なものだと肌で感じています。今回は、世界から仏教が注目される理由を探っていきます(^^)/
仏教ブームはなぜ?ルーツは「天上天下 唯我独尊」
仏教を説かれたお釈迦さまは、今から2600年前にインドにお生まれになった方です。インド発祥の仏教が、なぜ世界的にも注目されているのでしょうか?
それは、お釈迦さまは全人類に向けて教えを説かれていたからでしょう。
次のお言葉がそれを示しています。
天上天下 唯我独尊(てんじょうてんが ゆいがどくそん)
私たちすべての人は、人間に生まれなければ決して果たせない、たった一つの聖なる目的があって生まれてきたのだ。
「唯我独尊」の「我」とは、お釈迦さまのことだけではなく、私たちすべての人間のことをいわれています。
すべての人間ということは、今この記事を読んでいるあなたも、ビバリーヒルズで高級車を乗り回しているセレブも、ブラジルの街角で無邪気にサッカーをしている少年たちも、ということです(!)
「独尊」とは、たった一つの尊い使命、という意味です。
そうです。お釈迦さまは、「私たち一人一人には、人間に生まれなければ果たせないたった一つの尊い使命があるのだよ。だから人命は地球よりも重いのだよ」と教えられたのです。
だから、お釈迦さまの教えと無関係の人は1人としていないのですね(^^)
お釈迦さまの教えの中で、とくに私たちに必要なエキスを厳選して教えてくだされたのが、800年前に日本にお生まれになった親鸞聖人です。
親鸞聖人の教えを求めて世界中から
私が大学生の頃、中国人留学生に「なぜ日本を選んだのか?」と尋ねたことがありました。すると彼は「仏教を学びに日本に来た」とズバリ一言。
中国でも仏教は学べますが、彼は叔母から「日本には本物の仏教があるからぜひ学んで来なさい」と言われ、来日したとのことでした。
実際に、彼は慣れない日本語で必死に仏教を勉強しており、その強い気持ちに「言語の壁を越えてまで知りたいことってなんだろう?」と私が仏教に関心を持つきっかけの一つになりました。
ほかにも、ロシア人の男性は世界中をボランティアで回りながら、仏教に惹かれるものがあり、出家したそうです。
しかし、煩悩と闘って悟りを得ようとする自力の仏教では助からないのではないか?と疑問を持っていた折、日本で聞いた親鸞聖人の教えに「これこそ本当の仏教だ!」と感動し、しばらく日本に滞在して仏教を学んだと聞きました。
ドイツ人も読みたい『とどろき』
チューリップ企画の公式サイトでは希望する方に月刊誌『とどろき』を無料で1冊プレゼントしています。毎日、全国の老若男女から応募があるのですが、その中でひときわ目を引いたのがこの方でした。
ドイツ人でも、易しい振り仮名つきだから読める
ドイツ人です。今年の4月に日本に引っ越しました。6年前に『とどろき』の一冊を拝見して、易しい振り仮名つきの日本語だからドイツ人の私でも読めると思いました。是非とも、『とどろき』の見本を。
(千葉県・48歳男性)
ドイツの方が、親鸞聖人の教えがよく分かる『とどろき』を読みたくなったことを通して、世界の光と言われる親鸞聖人のお徳は、全世界共通なのだなぁと感慨深いものがありました。
世界的な仏教ブームということで、私もその波に乗り英語で日本文化、とりわけ仏教について発信するカフェ会を企画しようと思っています。
初めての試みなのでドキドキしていますが、世界が開けるような気がして楽しみでもあります!っと、その前に英語の勉強を頑張らないと(笑)
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
それでは、また(*^-゚)ノ
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この記事を書いたスタッフ
チューリップ企画スタッフのみやこです。主に電話でのお客様サポートや『朗読版とどろき』の吹き込みを行っています。
信仰心の篤い浄土真宗の家に生まれたので、3歳の時にはすでにお仏壇の前で「正信偈」をあげており、小学1年生の時には諳(そら)んじるまでになり得意顔で親に披露していたものです。平成生まれにしては、ちょっと珍しい特技だったかも?(笑)
兄と弟に挟まれおてんばに遊んでいた私も、思春期になりある悩みが頭をもたげます。それは「私とは何者か?」「死が恐ろしい」…なかなかディープですよね。クラスメイトには悩みに共感してもらえなさそうで、周りより少しクールな中高生だったように思います。
その頃から「仏教に答えがあるのでは?」と仏教書を読んだりするように。なんやかんやあって、今では仏教月刊誌を出版する会社に就職!ブログでは「なんやかんや」で知らされた仏教の深さをお届けしたいと思います。よろしくお願いいたします。