「結局自分は何がしたいのだろう?」スーパームーンとたった一つの願い事
2020/01/16
こんにちは!澄みきった冬の夜空が好きな、チューリップ企画コールスタッフのみやこです。
少し前にスーパームーンが話題になりました。
スーパームーンとは、月が最も地球に近づくタイミングと、満月または新月の日が重なって、月がひときわ大きく見える現象です。
11月14日に観測されたスーパームーンは、68年ぶりの巨大満月でした。メディアでも大きく取り上げられていましたね。
皆さんは見られましたでしょうか?
残念ながら私の住む富山県は曇り空で、月が出ているのかさえ分かりませんでした(/_;)
すこし悔しくてネットで画像を検索(笑)写真を見るだけでも、その神秘さにうっとりしてしまいます。
スーパームーンには一つだけ願い事ができるといわれます。
願掛けした方もあるのではないでしょうか。
今回は、スーパームーンを通して、私たちの願いごとについて考えていきたいと思います。
たった一つだけ願い事が叶うなら…何を願う?
ある20代前半の女性は次のように話していました。スーパームーンにたった一つ願い事をしようと思って、ひとまず今の願いを挙げてみました。
・お金が欲しい
・痩せたい
・可愛くなりたい
でも、いざ一つに絞ろうとすると『結局、どれもたいした願い事じゃない』と思えてきて、どうしても叶えたい願いのない自分が、急に情けなくなったんです。
とくに悩みといえる悩みはないけれど、結局自分は何がしたいのか分からない。
このまま年を重ねていって薄っぺらい人生になるのかな、と想像するとショックでした。
スーパームーンへの願い事を通して、自分の人生に確固たる指針がないことに気がついたのです。
彼女の願い事は、20代前半の女性らしいものでしたが、あなたなら、人生においてこれ一つ叶えたい願い事は何でしょうか?
言い換えれば、「これ一つ果たせば、今死んでも後悔なく人生が終われる」というものはあるでしょうか?
願い事はたくさんあるけれど、そのように尋ねられると答えに困るという方もおられるかもしれません。
今のままで良いのか?と問いかけることが大切
もし、こんな質問をされたら、あなたなら何と答えるでしょうか?「今までの自分の人生に点数をつけてください」
100点満点!と自信をもって答えたいところですが、「ああしていれば良かった」「本当はこうなりたかった」と後悔しているのが本音ではないでしょうか。
私自身、手放しで満足できる日などはほとんどないのが現状です。
ここで、考えさせられるお便りが届いたのでご紹介しましょう。
鹿児島県の読者から、「60歳の記念に感謝を込めて」と添えられ、こんな詩が送られてきました。
十方衆生に(すべての人に)
問わずにおれない
滅びゆく 人生にあって
何をかき集めて 満足しているのかと
己自身が 魂の奥底から 満足するものを
己自身は 知っているのかと
聞かずにおれない
人間に生まれて 何を成そうとしているのだと
問わずにおれない
自分の人生と向き合うことは、時には辛く、目を背けたくなることもあるかもしれません。
けれど、生きているうちは、いかようにも人生を好転させることができるのです。
「自分はもう歳だから今さら遅いよ」と話す方もいらっしゃいますが、
今日、今、この瞬間が一番若い時なのです。
未来の自分に「あの時、頑張ってくれてありがとう。おかげで、幸せになれたよ」と感謝してもらえるような“いま”を過ごしていきたいものですね(*^-^*)
スーパームーンは願い事を叶えてくれる存在ではなく、「魂の奥底から満足する願いとは何か?」を問いかける存在なのかもしれないな、としみじみ思うのでした。
今夜は、月が綺麗に見えるでしょうか(^^)?
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
それでは、また(*^-゚)ノ
この記事を書いたスタッフ
チューリップ企画スタッフのみやこです。主に電話でのお客様サポートや『朗読版とどろき』の吹き込みを行っています。
信仰心の篤い浄土真宗の家に生まれたので、3歳の時にはすでにお仏壇の前で「正信偈」をあげており、小学1年生の時には諳(そら)んじるまでになり得意顔で親に披露していたものです。平成生まれにしては、ちょっと珍しい特技だったかも?(笑)
兄と弟に挟まれおてんばに遊んでいた私も、思春期になりある悩みが頭をもたげます。それは「私とは何者か?」「死が恐ろしい」…なかなかディープですよね。クラスメイトには悩みに共感してもらえなさそうで、周りより少しクールな中高生だったように思います。
その頃から「仏教に答えがあるのでは?」と仏教書を読んだりするように。なんやかんやあって、今では仏教月刊誌を出版する会社に就職!ブログでは「なんやかんや」で知らされた仏教の深さをお届けしたいと思います。よろしくお願いいたします。