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幸せへの近道知っていますか? 幸せを掴むために大切な「縁起」の話

 

2020/01/16

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

チューリップ企画スタッフのわかです。

現在、バレーボールの世界大会が開催されていますね。

先日、試合が放送されているのを見て、白熱した戦いにくぎ付けになってしまいました。

選手が一生懸命な姿を見ると、こちらも応援に熱が入りますよね。

運動があまり得意ではない私ですが、スポーツ観戦は好きで、特にバレーボールはよく見ていました。

学生時代、世界大会の中継がやっているとテレビにかじりついていたのを思い出します。

選手たちは、試合や大会でいい結果を残すために日頃から厳しい練習に取り組んでいますので、本番ではどれほどのプレッシャーと戦っているのでしょう。

少しでもそのプレッシャーを和らげよう、安心しようと、ゲン担ぎをする選手も多いようです。

「ゲン担ぎ」と「縁起」

「ゲン担ぎ」というのは、以前に良い結果が来た時にしていた行為を繰り返すことで、再び良い結果を得ようとする行いのことを言われます。

試合前にはカツ丼を食べるとか、試験の時に五角形の鉛筆を使うとか、行いは人によって様々ですが、「これをしておけば大丈夫」と心を落ち着けるためのものなのですね。

本来は「縁起を担ぐ」と言われていたものが、江戸時代に流行った逆さ言葉で縁起を「ぎえん」と言うようになり、それが徐々に「げん」に変化したのが語源だと言われています

この「縁起」というのもよく聞く言葉です。

「茶柱が立つと縁起がいい」と言われたりしますが、日本人は特に縁起を大事にしています。

縁起」に幸不幸の法則を見出そうとしているからでしょう。

ある特定の事柄と、いい結果悪い結果を結び付けているのが「縁起がいい」「縁起が悪い」ということ。

しかし、なぜ茶柱が立つといい結果が来るのかはよく分かりません。

どうやら、「これをしたらいいことがありそう」「こんなことをしたら悪いことが起きそう」という、ぼんやりしたものを「縁起」と言われているようです。

どうすれば不幸や災難を避け、幸福を手に入れられるのか

誰もが気になっている疑問なのですが、はっきりとした答えは分からないのが現状です。

しかし、このままでは不安なので、何でもいいから法則を見つけて安心したいという思いが、「縁起」という形で表れてきたのかもしれません。

本当の「縁起」の意味とは?

では、そもそも「縁起」とは、どこからきた言葉なのでしょうか?

「縁起」は、元々「因縁生起(いんねんしょうき)」という仏教の言葉を略したものです

「因縁生起」とは、全てのものは因と縁とが合わさって生じる、ということ。

実は、この「因縁生起」こそ、私たちに訪れる幸不幸の法則を明らかにした言葉なのです

仏教を説かれたお釈迦さまは、私たちの運命の原因と結果の関係を「因縁果の道理」と言われ、次のように説かれています。

「善因善果 悪因悪果 自因自果」

因とは、行いのことであり、果とは結果のことですので、「良い行いをすれば幸せに恵まれ、悪い行いをすれば不幸や災難に見舞われる。自分のやった行いの結果は、すべて自分が受けていかなければいけないものだ」ということです。

善い行いをしたならば、それが縁と結びついて幸せとなって現れます。
悪い行いをしたならば、それが縁と結びついて不幸となって現れます。

ですから、私たちの上に起こるすべてのことは、他でもない自分自身の行いによってどうにでも変えることができるのです。

実は「縁起」とは、決してぼんやりしたものなどではなく、幸不幸の法則をはっきりと表している言葉だったのですね

苦しい時、信じるべきなのは自分

最近『とどろき』の購読を始められたある女性からお手紙を頂きました。

その方は家族との関係がうまくいかず、ずっと悩み苦しんでおられたそうです。

「今まで神社のお守り、パワーストーンに願いをかけていました。現在もです。

でも数日で元に戻り、涙です。憎しみばかりで感謝が足りなかった自分に気付きました。

これからゼロから生き直しです」

どうにかして幸せになりたいと、お守りやパワーストーン、占いを頼る方も多いのではないかと思います。

一時はそれで心を落ち着けて、納得させても、数日経つと再び不安な心が出てきてしまい、涙に暮れる日々を送られていたのですね。

仏教では、自分の行いが幸不幸を決めるという実にシンプルな法則が説かれています。

幸せになりたいと思うあまり、「縁起」や占いなどに振り回されがちな私たちですが、幸せになれるかどうかの分かれ道は、あくまでも自分の行動にかかっているのです。

種まきは絶対に裏切らない

本来の「縁起」を信じて進むのが、幸せへの一番の近道なのかもしれません

それでは、また(^^)/

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